表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
79/132

日常というもの

高木さんが作ってくれたおひるごはん。

まさかこんなご飯が出てくるとは思っていなかった。


ご飯とイワシのつみれ汁。

結構手間がかかる料理のはず。


ちゃんと、雫には鶏むね肉のゆでたもの。

ハナちゃんにはささみのゆでたもの。


手間がかかっているうえに、美味しそう。


「どうでしょうか?お気に召すかはわかりませんが。」

なぜ彼女は私がイワシが好きなことを知っているのだろうか。

特に今は旬である。

「いえ、とてもおいしそうです。大変だったでしょう?」

「そんなことないですよ。おいしくなかったらごめんなさい。」


とてもおいしかった。

ハナちゃんも一緒に食べる。

雫も一緒にご飯を食べる。

しぶしぶといった感じではあるが、嫌ではないらしい。

「おいしいです。ありがとうございます。」

「本当ですか?ありがとうございます。」

「普段から料理をするんですか?とてもおいしいですよ。」

「いえ、一人暮らしなのでなかなか作る機会がないんですよ。」

それにしてはおいしい。

「本当においしいですよ。」

これなら、彼氏がいても不思議ではないのだが。

「もしよかったら、またつくりに来ますよ。」

「いや、それは申し訳ない、、」

そう言いかけると、ハナちゃんが鳴いた

「ニャニャ!!!」

抗議するようだ。

すると雫がバシッとはたいたのだけれど。

「ハナちゃんも、また来たいみたいですし。」

そうなんだろうか?

「またご飯を作りに来てもいいですか?」


なんだろう。

飼いネコと一緒になって押しかけてくるみたいなのだけれど

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ