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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
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休日のお昼ご飯

土曜日のお昼まえ。

玄関のチャイムが鳴った。


そこにいたのは、キャリーを抱えた高木さん。

高木さんだけだった。


「あれ?田中君も一緒に来るって言ってたと思ってたんだけど。」

「ごめんなさい、田中君は急に都合が悪くなったそうです。」

にこにこと笑いながら高木さんは言う。

本当だろうか?

一人暮らしの家に、同僚の女性を一人きりで連れ込むのは会社的に問題あるといったはずなのだが。

キャリーの中から声がする。

「ニャー」(出してー)

はぁ

ため息をついて、こういうしかなかった。

「取り合えず、入ってください。外は暑いでしょう。」

「はい、雫ちゃんを出してあげてもいいですか。」

「いいですよ」

キャリーから出してもらった子猫は一目散に和室に入っていく。

そこに雫がいることがわかっているのだろう。


「今日は、お礼をするために来たんです。お昼ご飯を作りますよ。

 何がいいですか?」

玄関で、高木さんに聞かれた。

何がいいとか希望はないけれど・・

「なんでもいいですよ。気を使わなくてもいいのに。」

「いえいえ、本当に助かったので。」

ニコニコと笑う高木さん。

無理する必要はないのだけれど・・・

「一応、ある程度材料は買ってきましたが、嫌いなものとかないですか?」

「嫌いなものはないですよ。」

実はくさやの干物は苦手だが、ふつうは出てこない。

「わかりました。じゃあ、早速作りますね。」

そう言って、キッチンに向かっていく。


ちょっと、展開についていけていないのだが・・



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