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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
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預かる

「この間は、ありがとうございました。」

「いえいえ、たいしたことなくてよかったです。その後はハナちゃんは元気ですか?」

すると、苦笑しながら・・

「えぇ、元気すぎて困るくらいです。」

どうやら、ハナちゃんは元気すぎて困るようである。

部屋の中を走り回ったり。

遊んでくれと、甘えてきたり。

「子供の時はそんなものですよ」

「そうなんですか、まぁかわいいからつい甘やかしちゃうんですけどね。」

「犬と違って、叱ってもダメですからね。」

「え、ダメなんですか?」

「大きな声を出して叱ったりしたら嫌われますよ」

「そうなんですか。」

猫はしつけるのは難しい。

雫は手がかからなかったなぁ、と思い出した。


----ー

1か月ほどして、高木さんはなにやら深刻な顔をして、部長と話していた。

その後、私のところに来た。

「山崎さん、どうしてよいかわからないので相談に乗ってください。」

「どうしました?」

「ちょっとここでは・・・」

なので、空いている会議室に行って話を聞いた。

「実は、母が入院することになって・・・」

高木さんの母親が入院することになったらしい。

タイミングの悪いことに、義理の父親は海外出張中。

どうしても高木さんが1週間ほど面倒を見に行かなければいけないらしい。

仕事は部長に相談して、何とかしてもらえるらしいけど。

「問題は、ハナちゃんなんです・・」

なるほど

不安はあるけれど・・・

「うちで預かりましょうか?」

「・・・本当ですか?そうしていただけるととても助かります。」

ハナちゃんとは、初対面ではない。

問題は、雫とはあったことがないのだけれど・・・

まぁ部屋はあるから、洋室をハナちゃん用にすればよいかな?

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