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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
59/132

梅雨 雫Side

空気が湿ってきた。

毎年この時期は湿気が多くて困る。

毛づくろいが大変。

しかも、暑い日が増えている。

まぁ寒いよりはいいんだけどね。


今日はなぜか朝からご主人が出かけて行った。

おそらく仕事ではないはずだが、珍しい。


------

夕方になって、ご主人が帰ってきた。



クンクン



何か、ほかの猫のにおいがする。

あとあの女の人のにおいもする。


「にゃあ~!!」(どこ行ってたのよ!)

「ごめん、やっぱろ臭いでわかるよね。今日は高木さんとブリーダーさんのところに行ってきたんだよ。」

「にゃあ!」(どういうこと!?)

「高木さんのうちの猫を探しにね。で、一応決まったよ。

 その後、猫用品の買い出しも手伝ったんだよ。」

「にゃあ・・・」(それだけでしょうね・・・)


ついつい、あの女の人のことになると心配になる。


「さて、ご飯を作るよ。ちょっと待っててね。」

エアコンをつけてくれる。


まぁ、今日はうちには来なかったようだし。

キッチンで、胸肉をゆでているご主人の後ろ姿を眺めながらご飯が出来上がるのを待つのであった。

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