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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第2章
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来訪 雫Side

家の2階の寝室の出窓で寝ていると、門を開ける音がした。

金属の音・・・間違うことのない音。

ご主人が帰ってきたのだ。

いつもより早い時間なので出遅れた。

いつもの時間なら縁側で待っていたのに。

どうしたのかな?でも、早く帰って来て嬉しい。


慌てて階段を下りて、玄関に向かう。


「にゃあ~!」(おかえりなさい!)


すると、ちょっと困った顔をしているご主人が答えてくれた。

「ただいま、雫。・・今日は実は・・・。」

「こんにちは、雫ちゃん?。」



え?

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