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閑話 出会い お母さんSide
私はラグドールの雌である
名前は秘密である
私はご主人の元、息子や娘を育てている
そして新しい飼い主さんへ送り出しているのだ
そのためにもちゃんと教育しなきゃと思っている
しかし。。。わが娘ながら、この子は規格外である。
「おしっこはちゃんとトイレにするんですよ。」
「わかった~。」
「いいですか、飼い主になりそうなお客さんには愛想よくするするんですよ。」
「わかった~。」
返事だけは良い。だがこの娘はわが子ながらやたらとマイペースなので心配である。
「では、最近生まれた子を見てくださいね。」
ご主人に連れられて、お客さん(飼い主候補)が来たみたいである。
この日に備えて、教育してきたつもりである。
なんだけど...
お客さん(飼い主候補)はあの娘を抱き上げようとした。
”離して、私忙しいの”
(怒)
あの娘はトイレに急いで入っていく。
あの娘は、トイレをした後に丸くなって寝てしまった。
何たるマイペース。
(あとでお説教ね!怒)
「どの子もかわいいわね、どうしましょう?」
「その子はどうかな?」
え?ほんとにその娘でいいんですか?




