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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第1章
35/132

入院 雫Side

それは、引っ越してから4年たった夏のことだった。


奥さんが体調を崩したようだ。寝込んでいて苦しそうである。

どうしたのかな・・・大丈夫かな。


しばらく寝込んだ後、ご主人が奥さんをどこかに連れて行った。

そして、ご主人が一人で帰ってきた。


「雫、奥さんはしばらく病院に入院するよ。待っていてね。」


「にゃ・・・・」(病院?大変)

私は愕然とした。病院って注射されるのかな・・・

かわいそうな奥さん。


それから、ご主人は帰りが遅くなった。

「今日も奥さんの病院に行くから遅くなるよ。」

毎日、そう言ってカリカリをたくさん入れていってくれる。


私は、それから夜は和室の縁側で外を見るようになった。

そしてご主人が帰ってくるが見えると、すぐに玄関に行って待つようになった。

「ただいま、いつもありがとう。」

「にゃあ~。」(おかえりー奥さんは?)


今日も、奥さんは帰ってこないようだ。

早く帰ってこないかなぁ。

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