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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第1章
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春夏秋冬

引っ越し先の家を、雫にずいぶん気に入ったらしい。

2回の出窓から外を眺めたり、和室の縁側から庭を眺めたり。


私も、庭の手入れを楽しんだ。

春には、花にらの花が咲き誇った。

また、フリージアの黄色い花がきれいに彩った。


5月には羽衣ジャスミンが香りとともに花を咲かせた。


6月に入ると、くちなしの花が甘い香りを放った。

その後、アジサイの花が梅雨に青い花を咲かせた。


夏になると、グリーンカーテンにした朝顔の花が咲いた。

そして紫蘇の葉が食卓に色を添えた。

みょうがも取れるのだが、奥さんは好きではないらしく食べない。


秋になると、どうだんツツジや南天が赤く彩った。

そして柿の実が成る。予想に反して、ものすごく甘い実がたくさんとれた。

たくさん取れすぎるので、うちの実家や奥さんの実家にも送った。


冬にはさざんかが花をつける。


庭でいろいろ作業をしていると、窓から外を眺める雫が見える。


そんな落ち着いた毎日を過ごしていた。

数年たった、その時にそれは起こった。

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