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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第1章
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日曜日の朝

朝7時。耳元で命令口調。

「にああぁ~~~」(起きろー朝だぞー)

ううむ眠い。

「今日は日曜だよ・・もう少し寝るよ・・・」

すると、うちの猫は”しょうがないなあ”といった顔をして、私の横で丸くなる。

顔はこちらに向いたまま。

”世話がやけるなぁ”といった表情を隠すこともなく左手の上に顎を乗せ見つめてくる。


うちの猫の名は”雫”。

家での呼び名は”雫””お嬢さん””お姫様”。どれにもちゃんと反応する。

種類としてはラグドール。もう14歳になる。

非常に頭の良い猫で障子も襖も壁にも爪痕を立てたりしない。

借家に住んでいる身としてはありがたい。

雫は、この家の主は自分と思っているらしく、いろいろと要求してくる。

「にゃあー」(早くご飯をよこせ。)

「ウニやあ・・」トイレをきれいにしろ。

「バリバリ...ウニいい」爪とぎが気に食わない。

「ふるるる・・・」(ほこりがここにある。掃除をしろー)


もう、長年の付き合いでなにを言っているかほとんどわかる。

「はいはい、すぐにやりますよ。」


猫にこき使われているような気になりながらも、相手をしている。

なんとなく。こちらの言うことも理解しているような気がする。

「ちょっと待ってね。すぐできますよ」「くるる...」

「ご飯できたよー」「にゃあーーー(喜)」


本当に頭の良い娘で助かる。


でも、彼女には感謝している。

本当に、つらい時にはそばにいて慰めてくれたりもしてくれたのだ・・・

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