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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第1章
26/132

ケージ 雫Side

2段に分かれたケージを購入し、下の段にはトイレとベッド。

それが私用のスペースのようだった。

”え~~”

不満である。基本出来に私は自由を好むのだ。


ご主人たちは夕方に猫じゃらしで遊んでくれたが、夜になるとケージに閉じ込めた。

おそらく、ここで寝ろということなんだろうけど・・・

「にゃあ・・・にゃあ・・・・にゃあ・・・」(出してー。出してー。出してー)

うーん出してくれない。

泣きつかれた私はいつのまにか寝てしまった。

しょうがないよね、まだ子猫なんだもん。


2日目、やはりケージに入れて閉じ込められたが、今日こそ出してもらおうと思った。

「にゃあ~。にゃあ~。にゃあ~。」(出せー。出せー。出せー)

奥さんが根負けしてケージから出してくれた。


なにしろ、お母さんにしつけられたことを実践しなくてはならない。

お母さんいわく

”人間の飼い主は、猫と一緒に寝ると喜ぶので、同じ部屋で寝てあげなさい。”

頑張る・・・!!


ご主人と奥さんの寝室に猫用のベッドを置いてもらった。

”わあい”

「一緒に寝たかったのよ。寂しかったんじゃない?」

奥さんはそう言って、こちらを見てきた。

いえ、お母さんの教育の結果です。


眠くなった私は、猫用ベッドで丸くなり眠りについた。

私はまだ小さいから昇れないけど、そのうち、ご主人と奥さんのベッドに昇って一緒に寝られるかなぁ。

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