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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第1章
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出会い③

雫をブリーダーさんから引き取ったのは、それから1か月半後のことだった。


その間、ケージや猫トイレなどを買いそろえたり、猫の飼い方の本を読んだりして準備を進めた。


そして、ついにその日、ブリーダーさんの家に迎えに行った。

ブリーダーさんにシャンプーされてふわふわな雫を引き取って車で自宅へ向かう。


猫の飼い方の本によると、最初は子猫は不安なので布などで暗くしてあげるとよいと書いてあった。

その通りにキャリーにバスタオルをかけて、奥さんと一緒に後部座席に。


変える途中、雫は何度も鳴いた。

「にゃあー・・・にゃあー・・・」


あれ?ラグドールは鳴かないって聞いていたはずだが。


「どうしたの、不安なの?大丈夫よ」

奥さんがバスタオルをどけて様子を見る。

すると鳴きやむ。

またバスタオルをかけると鳴き始める。


どうやら、外が見えないことが不満らしい。


猫の飼い方の本は、それほどあてにならないということを、そのあと何度も実感することとなる。

というよりも、雫が他の猫と違って規格外なのかもしれないけれど。

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