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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
126/132

秋 雫Side

外から、鳥の鳴き声がする。

きっと今年も柿を食べに鳥たちがやってきているのだろう。

でも、私は縁側で声を聴きながらも、2階には上がらない。

もう、私には2階に上がることも、出窓に上がることもできないだろうから。




あぁ・・いつまでもご主人と一緒にいたいよ。




でも、もうわかるのだ。

最近は動き回る元気もなくなってきた。

ご飯もたくさんは食べられなくなってきた。


もう、縁側でゆっくりとするしかない。

やたらと眠い。


ハナは私のことを心配して、よく毛づくろいをしている。

心配させているのはわかるけど。


ご主人にも。




ご主人は、夜寝るとき毎晩背中を撫でてくれる。

そして眠りにつくのだ。


あぁ。明日も・・・こんな風に過ごせるだろうか。

ご主人と一緒にいられればそれでいい。

ただ、それだけが私の望み。

季節に追いつきました。

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