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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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お盆 雫Side

ご主人は、休みになったらしい。

家でくつろいでいる。

「雫。今日は実家に行くから出かけるよ。」

そう言って出かけて行っても夕方には帰ってきた。

縁側から帰ってくるのが見える。

ご主人はエアコンをつけて行ってくれているので、涼しくて快適である。


さて、迎えに行きましょう。

”私も行くー”

ハナも来るらしい。


あの女は、今日は来ないらしい。ハナを預けてどこかに行ったようだ。

しばらく来ないのだろうか。


次の日も朝からご主人はお出かけ。

なんでも、混雑するからと言って朝早く出て行った。

「お墓参りに行ってくるよ。奥さんに会ってこなくてはいけないからね。」

奥さんに会えるのかな、いいなぁ。

ほんとに会えるのなら連れて行ってくれればいいのに。

でも、”お墓参り”から帰ってきたときに奥さんのにおいはいつもしないんだよな。

どうしてだろう。


夕方になる前にご主人は帰ってきた。

私はまた玄関に迎えに行く。

「ただいま。お迎えに来てくれてありがとうね。」

頭を撫でてくれる。

やっぱり奥さんのにおいはしない。

会えなかったのかな。


すると、門があく音がした。

「おや?誰か来たのかな?」

ご主人が玄関の扉を開けて確認する。

すると、にこにこと笑いながらあの女がやってきた。

「こんにちわ、山崎さん。いま帰ってきました。」

するとハナがやってきた。

「ニャァ~」(おかえりー)

「ただいま、ハナちゃーん。いい子にしてた?」

ハナの頭を撫でる。ゴロゴロと喉を鳴らす音がする。


「早かったですね。もういいのですか?」

「えぇ、大丈夫ですよ。お土産を買ってきました。」

「私もお菓子を買ってきたところですよ」


あっという間ににぎやかになったわね。


そのあと、人間たちはお茶とお菓子をたべ、私とハナはちゅーるをもらって食べた。

まぁうるさいのは嫌いだけど、こういうのも悪くはないわね。


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