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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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寝室② 雫Side

どうやら本当にあの女とご主人は同じ部屋で寝るらしい。

私は、ご飯を食べて、トイレに行って寝る準備をする。


寝室に入ると、もう布団は敷いてあって、寝る体制ができている。

私は、布団の上をのしのしと歩いて、ご主人の布団の上で寝る体制をとる。

もちろん、ご主人とあの女の間のスペースに陣取った。

ふんっ  と鼻を鳴らしてしまう。

”ししょー、ししょー。こっちで一緒に寝ましょうよ。”

ハナが布団の端っこから呼んでいる。

明らかに状況を楽しんでいる顔をしている。

”ほっといてよ”

尻尾をぱたっとさせる。

近くに来たらはたいているところだ。


やがてご主人も私の隣で横になる。

電気を消して・・・寝るのだろう。ゆっくりと、私の背中を撫でてくれる。


気持ちいいなぁ・・・

やがて睡魔に誘われて眠りについた。


夢の中で奥さんに会った。

「いいのよ、雫ちゃん。大丈夫よ。」

奥さんは私の頭を撫でてくれた。

何がいいのだろう?

そう思いながらも、奥さんに撫でられるのがうれしくて・・・

そのあと、奥さんと話した気がしたのだが、朝起きると何を話したのか思い出せなかった。



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― 新着の感想 ―
[一言] 奥さんずっと見守っていたんだなぁ
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