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寝室
高木さんと話し合う。
「雫が最近、階段の上り降りも大変そうになってきたんですよ。」
「それは大変ですね。」
「なので、夜寝る場所なんですが私が和室に寝るようにしようと思うんです。そうしたら、水を飲みに行ったりトイレに行くのも楽になると重いんです。」
高木さんには2階の寝室で寝てもらおうt考えていた。ところが・・
「それは大変ですね。わかりました。幸い、押し入れには2組の布団があるから大丈夫ですよ。」
いやそうではなくてですね。
「高木さんには2階の寝室を使っていただこうと思います。いかがでしょう?」
「いえいえ、さすがにそういうわけに行きませんので。」
いや・・・何がだめなのだろう。
「いえ、大丈夫ですよ。シーツなどは変えますし。」
高木さんは笑いながら言う。
「大丈夫ですよ。私も和室で寝ますね。」
「ニャア!」
花ちゃんが良いところで鳴いてくる。
(私もここで寝る!)
とでも言ったのだろうか。




