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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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階段 雫Side

最近、階段を降りるときに腰が痛くなることがある。

毎回ではない。

あくまで、時々である。



昔、この家に引っ越してきた時を思い出す。

その頃は階段の上も下もあまり考えていなかった気がする。

だから上に上がるのは平気だったけど、下に降りるときに鼻をぶつけたりしたんだよね。


でも今は違う。

階段の上り下りは慣れたもんよ。


でも、最近ちょっとだけ、腰が痛くなることがあるのよね。


階段の上から下を見て、考えていたとき。


ふわっと抱き上げられた。

この匂い。

ご主人だ。


わあい。ご主人に抱いてもらっている。

嬉しくて思わず喉が鳴ってしまう。

昔は、抱き上げられると思わず抵抗した時期もあった。

でも、今は違う。

ちょっとでもいい。

ご主人と一緒にいたいのだ。


ご主人に抱きあげられて階段を降りていく。

ありがとう、ご主人。

いつも心配かけてごめんね。


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