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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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和室

1階の和室は8畳間。

床の間もあり、縁側もある。

我が家で一番広い部屋で、客室にもなっている。


今は、週末は高木さんが寝室として使っている。

まぁ、雫はそれが気に入らないようなのだけれど。

なぜなら縁側は雫のお気に入りの場所。

そこに行くには和室を通らなければならない。


夕食後、必ず雫は縁側に行って毛づくろいをする。


「すみません、お風呂先にいただきました。」

そう言って風呂上がりでパジャマ姿の高木さん。

高木さんが和室に入っていくと、不機嫌そうな雫が和室から入れ違いで出てくる。

そして、階段を登って寝室に向かう。

きっと寝室の前で待っているのだろう。

あまり遅いと、早く寝ろと催促にやってくる。

早く寝る準備をしなくては。


ささっと風呂に入り、歯を磨く。


「それでは、高木さん。おやすみなさい。」

「ええ、おやすみなさい。」

高木さんに挨拶をして2階に上がる。

案の定、寝室の扉の前で雫が待っていた。

「にゃ!」(遅いわよ!)

はいはい、もう寝ましょう。


ベッドに横になると、雫もスロープを登って雫もやってくる。

私の右横に寝そべって、ゴロゴロと喉を鳴らす。


雫を撫でているうちに、睡魔に誘われて眠るのだ。

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