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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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買い物

高木さんは掃除だけでなく洗濯までやろうとする。

”いや、そこまでしなくてもいいですから”と言っても”大丈夫ですよ”と笑いながら答えてきて取り合っれくれない。

「ところで、このジーンズ。裾のあたりが擦り切れてきていますけど、随分長いこと着てるんですか?」

「まぁそうですね・・・たぶん10年くらいは着ているんじゃないでしょうか?」

すると、ちょっと驚いたように目を丸くして言う。

「私も服を買いたかったので、午後はお買い物に一緒に行きませんか?」

「はぁ・・・」


午後は近くのショッピングモールに車でやってきた。

高木さんは、自分の服がほしいと言っていたのだが私に服を勧めてくる。

ジーンズとポロシャツを買うことになった。

「高木さんも買うのではなかったんですか?」

「あら、私も買いますよ」

そう言って、持ってきたのはパジャマ。

合わせてお会計をする。


「すみません、払わせてしまって。後で返します。」

「いえいえ、これくらい大丈夫ですよ。」

今は、ショッピングモールに入っているカフェでコーヒーを飲んでいるところだ。

「他に行きたいところはありますか?」

「私は特にありませんけど、山崎さんはありますか?」

「もしよかったらペットショップに寄って行ってもいいですか?」


ーーーー

(高木さん視点)

山崎さんは、仕事のときはピシッとしたスーツなのに、休日に来ている服はいい加減なのかしら。

スーツはオーダーしているらしいのに・・・

ジーンズの裾が擦り切れているので聞いてみたら10年以上着ているって言った。

物持ちがいいというか・・・

なので、ショッピングモールに一緒に行って服を購入する。

今度、もっとたくさん購入しよう。

自分用にはパジャマ。山崎さんの家に置かせてもらおうと思っている。


その後にペットショップに行った。

ペットショップで、猫のご飯でも買うのかと思っていたら、目的は違うものでした。

「これは・・・?」

「最近、雫がベッドの上り下りが大変みたいで・・・これがあれば楽になるんじゃないかと思って探しに来ました。」


雫ちゃん、あいかわらず大事にされている。

ちょっと妬けちゃうくらい。

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