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うちの猫は早く寝ろと催促してくる  作者: 三枝 優
第3章
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縁側の猫たち

庭で雑草を抜き、その後で水撒きをしている。

縁側では眠そうに目を細めながらこちらを見ている。

ハナちゃんは興味深げに目をキラキラさせなが外を眺めている。

今日も雫は眠そうだ。


リビングに目をやると、高木さんが掃除機をかけている。

お客さんだから掃除なんてしなくてもいいと言ったのだが、お世話されているのは自分だからと笑いながら答えてきた。


我が家も随分にぎやかになったものである。


以前は一人でいると、死について考えてばかりだった気がする。そんな私を雫がなんとか繋ぎ止めていてくれていた。


最近はそんなことを考える暇もなくなった。


でも、この縁もきっと雫のおかげなんだろうな。



雫は相変わらず太陽に照らされてキラキラ光る水玉を見ている。

本当に水を撒くのを見るのが好きだな。

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