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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
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ハロウィン

「トリック・オア・トリート!お菓子をくれなきゃ悪戯するぞぉ!」




朝、教室に着くと、彼女がガオガオ言いながら近付いてきて、そう宣った。




「持ってないんだなぁ、是非悪戯して」




鞄を置いた僕は、両手を広げてウェルカムスタイルを取った。




「なっとらーん!くすぐりの刑だぁ!」




彼女はガオー!と言いながら、僕に飛びかかってきた。




僕と彼女の距離は一瞬でゼロになり、彼女の華やかな香りが僕の鼻孔をくすぐった。




熱いくらいの彼女の体温と、


ムッチリとした彼女の感触に僕はニヤける頬を抑えきれなかった。




「上着越しじゃあ、全然効果が無いよ」




彼女はこちょこちょおーっ!と言って僕の脇をまさぐったが、


如何せん服の厚みで、全くこそばゆくなかった。




「くっそおぉーっ!卑怯だぞぉ!」




彼女は憤慨したようでプリプリと怒りだし、ぷくーっとお餅のように頬を膨らませた。




「卑怯もなにも、上着を着とかなきゃ寒くて風邪ひくよ」




僕は手のひらを肩の高さまで上げて、ヤレヤレと首を振った。




「おるぅあぁっ!脱げぇ!」




彼女は僕の上着を掴むと、凄い勢いでボタンを外そうとしてくる。




「ちょっ、寒いよ」




強引に上着を奪われた僕は、寒さのあまり思わず手で体を擦った。




「うっひょぉおーっ!兄ちゃんイイカラダしてるねぇ!」




彼女は下卑た表情をしながら、涎を拭う仕草をした。




「なんでオッサン風なんだよ」




僕は思わず半目になり、彼女にツッコンだ。




「どうだぁ!くすぐったいかぁ!」




彼女は上着を剥いた僕の横腹から脇にかけて、


指を駆ける蜘蛛のように頻りに這わせた。




「どっちかと言うと、気持ち良いんだけど」




僕はどんな反応をしていいか分からず、頬をポリポリと掻いて視線を泳がせた。




「これでどうだぁ!」




僕の反応の悪さに業を煮やしたのか、


あろうことか彼女は僕の胸に指を這わし、


敏感な部分を執拗に弄ってきた。




「胸の突起をコリコリするのは止めるんだ!」




僕は思わず変な声が出そうになりながら、彼女を制止する。




「ぐへへ、こいつ、立ってやがるぅ」




彼女はゲスな表情を浮かべ、舌舐めずりした。




「ヤバッ、変な性癖に目覚めそう」




僕は我慢出来ずにうっ、とくぐもった変な声が出てしまった。




「それは困るなぁ、はいっ!悪戯終了っ!」




彼女は僕の反応に満足し、イイ笑顔で体を離した。







「トリック・オア・トリート」







僕は彼女に仕返しするべく、真顔でそう言った。




「え?」




彼女は僕の発言を予想だにしていなかったのか、キョトンとした表情になった。




「お菓子をくれなきゃ悪戯するよ」




僕は真顔のまま彼女にズズイとにじり寄った。




「えぇーっとぉ・・・今はぁ、ちょっとぉ、持ってないかなぁ・・・」




彼女は僕から視線を外し、きまり悪げにモジモジと体を揺らした。




「悪戯の時間ですねぇ」




僕はニッコリと笑い、両手の指を彼女の目の前でワキワキと意味深に動かした。




「私を陵辱するつもりでしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」




そう言って彼女は自身の体を掻き抱いた。




「まずはそのワガママな爆乳から味あわせてもらおうかな」




僕は猥雑な笑みを浮かべ、彼女のたわわに実った豊満な胸に手を伸ばした。




「いぃーやぁーっ!おーかーさーれーるぅっ!」




そう叫びながらも彼女はノリノリで自身の爆乳を鷲掴みにし、


たっぷんたっぷんとこれ見よがしに揺らしてきた。




誘うような表情の上目づかいと合わさって、非常にセクシーだった。







「ふぅ」







そんな彼女を華麗にスルーして、僕は優しく包み込むような軽いバグから、


艶やかな髪を掻き分けて、普段は隠れている彼女の可愛らしいお耳に息を吹き掛けた。




「ひゃんっ!」




彼女は驚いたのか、普段よりワントーン高い嬌声を上げ、ピクリと体を硬直させた。




「このままペロペロしたいところだけど、この辺で勘弁しといてあげるよ」




僕は彼女の耳元で囁いた。




「耳はだめぇ、弱いのぉ」




顔を真っ赤に染め上げて、その大きくパッチリとした瞳を潤ませて彼女は言った。




「知ってるよ」




僕は彼女から体を離し、僅からながら距離を取る。




「ふえぇ、イジワルぅ」




彼女は悔しげに上目づかいで、僕の方を睨んできた。




「悪戯だらね」




僕は不敵に微笑んだ。




「なんたる敗北感・・・」




彼女はガックシと肩を落とした。




「やっべ、風紀委員のお出ましだ」




流石に騒ぎ過ぎたのか、


鬼のような表情をした風紀委員が、


ガタイの良い柔道部員たちを引き連れて、こちらにやってきた。




「放課後、空けといてねぇ!」




両側を柔道部員に挟まれ、


風紀委員からは前に手を出させられて、


その上から布を被せられた僕のドナドナされる様子を見た彼女は、


どこからか取り出した黄色いハンカチを振りながら、


自分は関係ありません、みたい顔をした。

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