表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
84/169

文化祭~何する?~2

「文化祭、何するの?」


「私のクラスは演劇に決まったわ」


「えぇーっ!メイド喫茶じゃないの!?」


「なんでそんなに驚くのよ、しかもなんでメイド喫茶よ」


「文化祭と言えばメイド喫茶でしょ!?」


「誰が決めたのよ、それにメイド喫茶なら他のクラスがやるわ」


「チッチッチ、そうじゃないんだよなぁ・・・」


「どういう事よ?」


「僕は君のメイド姿が見たいんだ」


「残念ね、私は悪い魔女の役よ」


「ハマり役だぁ」


「ちょっと、どういう意味?」


「いや!客観的!客観的な意見だから!」


「貴方はそういう目で私を見ていたのね」


「違うよ!僕から見たら君はお姫様だよ!」


「あら、本当にそう思ってる?」


「本当だよ!この嘘偽りの無い清んだ眼差しを見てよ!」




「誠意を示したいのなら、チラチラ視線が胸に行くのを止めることね、


貴方らしいけど」




「しまった!バレてる!」


「気づいてないと本気で思ってたのかしらねぇ・・・」


「こうなれば行動で示すしかない!ちょっと待ってて!ドレス取ってくるから!」


「どうしてドレスになるのか、それとどこから持ってくるのかしらねぇ・・・」


「持ってきたよ!はいっ、着て!」




「どこから持ってきたから置いといて、


ポンと渡されてもドレスなんて一人で着れないわよ」




「大丈夫!ファスナー式だから!」


「その背中のファスナーに手が届かないのよねぇ」


「大丈夫!胸までしかないから!」


「ずいぶんオープンなドレスなのねぇ」


「手伝おうか?」


「そのスケベな顔を引っ込められたらね」


「これでどう?」


「出ていて頂戴」


「もういい?・・・答えは聞いてない!」


「答えは聞いて欲しいわねぇ」


「可愛い!似合ってるよ!」


「恥ずかしいわ」


「それじゃ、行くよ?」


「きゃっ・・・何故お姫様抱っこ?」


「君の事、お姫様だと思ってるから」


「馬鹿ね、こんな事しなくても分かってるわよ


・・・でもやっぱり行動で示してくれると嬉しいものね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ