表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
58/169

お誕生日様

「ずいぶんご機嫌ね」




放課後の生徒会室でニコニコとしながら座る僕を見て彼女は言った。




「今日は何の日か知ってる?」




僕は福々と笑いながら彼女に問いかける。




「ルイ13世の誕生日ね」




彼女は淡々と答えた。




「おしいっ!誕生日までは合ってるんだけどなぁー」




僕は変わらずニマニマしながら彼女を見つめる。




「分かってるわ、貴方の誕生日でしょ」




彼女は少し呆れた表情をしながらため息を吐いた。




「正解ぃっ!今日の僕はお誕生日様なのだぁ!」




僕は特に意味は無いが両手を上げてガッツポーズをした。


「嬉しそうねぇ」


彼女は頬杖ついてはしゃぐ僕を見つめてくる。




「誕生日だから・・・こう、何かあるよね?」




僕は立ち上がり両手を広げてアピールをする。


「何を期待しているのよ」


彼女はジト目をしつつ足を組み替えた。




「期待しかないよぉー、ほらほらぁー、何かあるでしょおぉー」




僕は両手の人指し指だけ伸ばしクルクルと手首を回し続けた。


顔は相当ウザそうな表情をしていただろう。


「何も」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ