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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
書き初め、試行錯誤中
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夏休みの公園

少し喉が渇いたな。


そう僕は思い自販機に向かった。


僕は夏休みに入ったのだが暇なので近くの公園に来ていた。


野球場やテニス場、サッカー場に市民プールまである大きな公園だ。


久しぶりに来たのでゆっくりとした速度で記憶との違いを楽しみながら1周歩いたのだが炎天下ということもあり少し疲れた。


自販機にたどり着いた僕はスポーツドリンクを買い欲望のまま飲む。


少し喉が渇いた程度にしか感じていなかったのだがペットボトルの8割程を一気に飲んでしまった事には驚いた。


知らない内に水分を大分消費していたようだ。




「やっほー、何してるの?」


自販機に併設されている椅子で休憩していると声をかけられた。


視線を向けると部活動中と思われるクラスメイトがいた。


「暇過ぎて散歩に来たんだけど、暑過ぎてバテてた」


そう言うと彼女は笑った。


「ははっ、確かに体力無さそうだもんね!」


嫌み無く笑う彼女はタンクトップに短パン姿だ。


記憶では陸上部の短距離走をしていると言っていた気がする。


確かに健康的な小麦色の肌と、しなやかに引き締まった筋肉を見れば僕より体力ありそうだ。


「休憩中?座る?」


僕は立ち上がり彼女に席を譲ろうとする。


フェミニストな僕って彼女からの好感度上がるんじゃないんだろうか。


僕は彼女の汗で張り付いたタンクトップの胸部を見ながらそう言った。


「ううん、近くの自販機が品切れでここまで買いに来たの。みんなの分も言われてるから早く戻らなくちゃ」


そう言いながら彼女は複数本買っていた。


1人で持つには少し大変そうだ。


「大丈夫?持っていくの手伝おうか?」


僕は彼女の好感度をさらに稼ぐために声をかける。


視線は汗で光沢あるなまめかしい張りのある太股に向いていた。


「ありがとう!これくらいなら大丈夫だよ!それじゃ、熱中症には気を付けてね!」


彼女は軽快に笑いながら走り去って行った。


塩アメでも買って帰るか。

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