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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
44/169

実写化映画

「漫画を実写映画化したのに面白かったね」




僕は映画を見終わり、彼女に話しかけた。


「そうね、テンポ良く見れて面白かったわね」


「役者さんってスゴいね、性格の入れ替わる役を見事に演じるんだから」


「確かにあの両極端な性格の役を演じるのは見事だったわね」




「君もキャラ変えてみる?」


「キャハッ!喉が乾いたのだぁ!」




彼女は普段の喋り声より数段高い声で、全然彼女のキャラに合ってない台詞を言った。


「ぶふっ!本気出しすぎ」


僕は思わず吹き出して笑ってしまった。


「貴方の番よ」




「チェケラッ!イェイッ!そこのスタバでどうだYOッ!」


「絶望的にセンスが無いわね」




「僕も自分でやって無いなと思った」


「俳優を目指すのは止めておいた方がいいわよ」


「そもそも志して無いよ!」




「それと紳士になる努力をした方がいいわね、

 いつまで立たせるつもり?早くスタバまでエスコートして頂戴」


「辛口過ぎる!・・・お手をどうぞ、レディ」




僕は背筋を正し、彼女に手を差し出す。




「少しはキリッとした表情をしなさいよ」




彼女は苦笑いしながらも、僕の手をとった。

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