秋晴れ
「あーっ!黒ストじゃない!」
僕は彼女を見た瞬間、反射的に叫んでしまった。
「今日は秋晴れの良い天気じゃない?ストッキングは暑くなるわ」
彼女は紺のハイソックスをはいていた。
「暑くなって蒸れたのがいいんだよ!」
「何がいいのよ、私は嫌よ」
「だが紺のハイソもいい!」
彼女のしなやかなふくらはぎを清楚に包み込む紺のハイソックスはそれはそれでありだった。
「本当に足が好きねぇ」
彼女は呆れ返った表情をしていた。
「違う!僕は足が好きなんじゃない!君のっ、美少女のっ、布に包まれた綺麗なおみ脚が好きなんだ!」
僕は彼女の勘違いをよりニッチな方向へ訂正した。
「ふーん、布で包まれてないとダメなんだ」
「そうだよ!布で包まれてないとダメなんだ!」
「せっかく今日は足爪のマニキュア新調したから見せてあげようと思ったのに」
「女神様、どうかこの憐れな豚にその御御足をご鑑賞させて下さい」
僕は跪いて懇願する。
「えーどうしょっかなぁー見せるとなると、生足にあるしなぁー」
彼女はもったいつけるようにニヤニヤ笑いながら言ってきた。
「なっ、ナマ足・・・」
僕は生足と言うフレーズのインパクトに生唾を飲み込んだ。
「あー残念だなぁー、君に見せるために、頑張ったのになぁー」
彼女は椅子に座りわざとらしく大きな動作でゆっくりと足を組んだ。
「君が喜んでくれると思ったのになぁー、喜んだ顔が見たかったなぁー」
彼女は残念そうに頭を降りながら足の組み直しを何度も行う。
「訂正させて頂きます!僕はっ!君のっ、美少女のっ、美しい足先が好きなんです!」
僕は平身低頭しながら力強く自分の意見を変えた。
「よろしい」
彼女は妖艶に微笑み、上履きを脱いだ。
片方ずつ魅せるようにもったいつけながらゆったりとした動作だった。
「もう、見すぎ」
彼女は僕が鼻息荒く彼女の足を凝視する様を見て嬉しそうに笑いながら言った。
「じゃあ、脱ぐよ?」
彼女はその白魚のような細く美しい両手指でソックスの口ゴム部分をゆったりとした動作で脱いでいく。
少しずつ露になる彼女の白く美しい足に僕は言い様の無い興奮を覚えた。
「うふっ、目が血走ってるわよ?」
彼女はくるぶし辺りまで脱ぐと一旦動きを止め、もったいつけるように僕に話しかけてきた。
僕は興奮し過ぎて言葉を出せず、床をバンバンと叩くことしか出来なかった。
中途半端ですが妄想力と体力が限界のためここまでです。