表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
41/169

雨が止んだ

「やっと雨が上がったよぉ!」


放課後の帰り道で彼女は水溜まりをジャンプして避けながら言った。


「ようやく止んだね」


先週末から降り続いた雨は今日の夕方になりようやく降り止んだ。


「あっ、夕日が出てる!ひさしぶりの太陽だ!」


曇天が続いた空には秋らしい茜色の夕日が目映く射し込んでいた。


「あれ、虹じゃない?」


「うそ!?どこどこ?」


夕日に照らされた空には綺麗な虹が射していた。


「ほら、あそこ」


僕は虹が射す方向を指差したが彼女は僕と目線を合わせるためか僕の肩に顔を乗せてきた。


「あーっほんとだ!キレイ!」


虹に見とれる彼女だが、僕は完全に密着している彼女に見とれていた。


彼女の甘い香りが鼻腔をくすぐり、触れた彼女の頬は絹のような肌触りでどこか熱いくらいの体温を感じた。


たぶん彼女と密着しているせいでドキドキして僕の体温が上がっているからだろう。


「こうしていると暖かいね」


間近で彼女が照れたように笑う。


その頬は夕日の色より、少しだけ赤かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ