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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
33/169

休日のビール

「昼前からビールを飲む、最高だと思わないかね?」




僕はテラス席でビールの小瓶をそのまま呷りながら彼女に言った。




「休日ならではね」




彼女は苦笑しながら器用にフォークを使いながらパスタを食べる。


「もう今週はずっとこうして昼からビール飲むって決めてたもんね、その思いで1週間頑張ったよ」


僕は染々と言いながらアテをつつく。




「お疲れ様、本当は家で寝てたかったんじゃないの?」




彼女はからかうような表情をしながら言ってきた。


「それもアリだと思ったんだけどね、やっぱりここのキンキンに冷えたビールでないと」


僕は腕を組み頷きながら言った。


「帰ってきたら直ぐに寝て、起きたら栄養ドリンク飲んで出ていってたから心配したわ」


彼女は労るような目で僕を見つめてくる。


「それは心配をかけたね、今週は月末月初でバタバタしてたんだよ」


僕は苦笑いしながら今週を出来事を脳内で思い返していた。


「明日からは大丈夫なの?」


「栄養ドリンクのドーピングは無しさ」


僕はおどけて言った。


「そう、じゃあ帰りにもう買って帰らないわよ?」


「代わりに君成分でドーピングするから問題ないよ」


彼女は僕の言を鼻で笑い飛ばした。


「そのくらい冗談が言えるなら大丈夫そうね、昼からも買い物に付き合ってもらうわよ」




「御随意のままに」




僕は気取って恭しく頭を下げた。

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