今週は長かった
「今週、長かったなぁ」
「そうね、長期休み明けは体の調子を整えるのに苦労するわね」
「君でも休みボケとかあるんだ」
「当たり前よ、人間だもの」
「へぇー、なんか意外・・・君は休み中でも普段のサイクルで生活してそうなのに」
「次の日が休みなら、多少は無理をするわよ」
「そうなんだ、夜通しゲームとかしてるの?」
「貴方と一緒にしないでくれる?
外国の友達とオンラインチャットでお喋りしてるのよ」
「それなら僕と一緒じゃないか!
僕もオンラインで世界中の人たちとチャットしてるよ」
「あぁ、オンラインゲーム?」
「そうだよ、まぁ、君のようにハイソなトーク内容では無いけどね」
「貴方、私にどこか変な幻想を抱いているけれど、
私だって人間なのだから、ハイソなトークなんてしないわよ?」
「最近した話題は?」
「英国産のブレンド紅茶が、今年からテイストを変えてきた事だったかしら?」
「ハイソ!十分ハイソだから!
僕は英国産の紅茶なんて飲んだこと無いから!」
「あらそうなの?それは人生の半分損してるわね」
「人生の半分!?そんなに!?」
「せっかくだし今度一緒に飲みに行きましょうか?」
「あー、ドレスコードとかあるんじゃない?
僕そういう堅い所へ行ったことないよ?」
「どんな所をイメージしてるのよ?
ドレスコードなんて無いわよ、普通の喫茶店よ」
「ホントに?」
「貴方と一緒に行くのだから、私だって店は選ぶわ」
「君が本当に行きたい店は?」
「日本には無いわね・・・
・・・叶うなら、英国王立ホテルの紅茶はまた飲みに行きたいわ」
「はへぇー、覚えておくよ」
「いつか連れて行ってね?」
「鋭意努力します」
「ふふっ、期待して待ってるわ・・・ガンバレ男の子」