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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
154/169

新年

「明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします」




初詣のために神社の入り口で落ち合った彼女に、僕は先手を打たれてしまった。




意匠の凝った振袖を着た彼女が綺麗に礼をする姿に僕は見惚れた。




「あけおめ、ことよろ」




「こら、惚けてないでちゃんと挨拶しなさい」




「あけましておめでとう、今年もよろしく」




「はい、よく出来ました」




「僕は子どもか」




「子どもじゃないの?」




「今年こそは大人の階段登りたいなぁ」




「神様にお願いしてみれば?」




「そうするよ・・・君は何を願う?」



「んー、秘密」




「まぁ、願いは人に言うものでもないらしいからね」

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