1ミリも動きたくない
「遊びに行くぞぉ!」
冬休みで暇なのか、彼女はアポ無しで僕の家にやって来た。
「1ミリも動きたくないんだけど」
コタツで寝転んだ姿勢でダラけきった状態の僕は、
仁王立ちする彼女を下から見上げた。
彼女の表情は胸部が大きく突き出ているので、
自己主張の激しい下乳に隠れて見えなかった。
「ばっかもおぉーんぅっ!たるんどるぞぉ!」
彼女は憤慨して地団駄を踏んだ。
バルンバルンと上下に下乳が揺れる様は、大変目の保養になった。
「うおぉぉ・・・イッテぇ、筋肉痛がヤバい」
僕は起き上がろうと体をジタバタさせたが、
思うように動く事が出来なかった。
「がんばれ!がんばれ!」
語尾にハートマークが付いていそうなくらい、
甘ったるい声で彼女が声援を送ってくる。
ヒョッコヒョッコとステップを踏んでいるため、
彼女の下乳はよりダイナミックなアクションをしていた。
「マジでムリ」
僕は彼女の踊る爆乳から視線を外し、力無く横たわった。
「セクハラしてこない辺り、相当キツいんだねぇ」
そうシミジミと呟きながら彼女は僕の隣へ淑やかに座り、
無理やりコタツに割り込んできた。
もっと広い空いてる所へ行ってよ、と思う反面、
すぐそばに彼女の存在を感じられる事に喜びを覚えたが、
いつもならピクリと反応する下半身が、
一向にリアクションする気配が無い自分自身にヤバみを感じた。