学生はスゴい
「学生はスゴいんだぞぉっ!」
朝、登校すると彼女が訳の訳の分からない事を言ってきた。
「どゆこと?」
僕には彼女の発言の意味が理解出来なかった。
「昨日パパに褒められたのぉ!
『毎日勉強して偉いね、パパ、久しぶりに一日授業受けてたけど、
仕事してる方が気楽だよ、ハハッ』ってぇ!」
「そのパパはいかがわしい意味のパパでは無くて、ちゃんと実父かな?」
「失礼過ぎるぅうっ!ウチのお父さんだよぉ!
今までの人生で、唯一私の胸を見てこない男の人だよぉっ!」
「お父さん、貧乳派なんじゃない?」
「お母さんも私と一緒で大きいから、それはないよぉっ!」
「いや、男には胸の内に秘めた思いがあるからね・・・
・・・実は僕も貧乳派かもしれないよ?」
「これだけ毎日私の胸を視姦しといて、これで貧乳好きだったら大したモノだよぉ」
「視姦とは人聞きが悪いな、
愛でている、とか、成長を見守っている、等の表現にしてくれない?」
「毎日私の胸を見ている事は否定しないんだぁ・・・
・・・これは<デカパイスキー>ですねぇ」
「間違ってるよ?オッパイに貴賤は無く、等しく愛でるモノだよ?」
「君は等しく愛でられてるのぉ?」
「残念ながら自信が無いんだ・・・
・・・貧乳派の『大事なのは感度!感度だから!』
と言う主張が未だに理解出来ないんだ・・・
・・・たぶん、オッパイに触れたことが無いからだと思う」
「これから触る機会のご予定はぁ?」
「君、次第かな?」
「とうぶん先になりそうですねぇ・・・」
「そんな!これじゃあ<円卓の乳評会>に出席出来ない!」
「なんなのぉ・・・
その頭が悪いネーミングの<えんたくのにゅうひょうかい>って・・・」
書き初めと着地点が見事にブレました。