女の子は可愛い
「女の子って、なんでこんなに可愛いんだろうね」
「間違ってるぞぉっ!
わ・た・し・が可愛いのぉっ!」
「いや、そうなんだけどね。
君が爆乳美少女で、
あざとくもニットセーターにリノンスカートなんて着てるから思ったんだけどね」
「これでも努力してるのぉっ!可愛くありたいと努力してるのぉっ!」
「どんな努力をしてるの?」
「生きてる限り、全てが努力なんだよぉっ!」
「スゴいこと言い出したぞ」
「例えば今日の服装にしてもそう、
君の反応はいつも通り胸に集中していたけど、頬が弛む事は無かった、
前の服の時はそうじゃなかったから、多分タイプでは無かったの。
それに比べてお化粧は成功かな?
特にリップを変えたのは、反応が良かったよ。
今日は必ず最初に唇へ目が行ってる」
「ひえぇ、観察されてる」
「君に可愛いと思われたくて!
私は毎日努力してるんだよぉっ!」
「そんな事しなくても、
〈爆乳〉という男子高校生に効果絶大な必殺の武器を持っているんだから、
もうちょっと慢心してもいいんじゃない?」
「出ましたぁっ!
君は何も分かっていないっ!
大きなアドバンテージは、それ相応のデメリットがあるのおぉっ!」
「肩が凝るとか?」
「そんなの序の口だよぉ!
肩だけじゃなく、全体のバランスを保つのって、スゴく大変なんだよぉっ!?
〈美巨乳〉って言葉をあんまり聞かないのはそのせいなんだよぉ!」
「へぇ、その美しいロケットオッパイは、想像も絶する努力の賜物だったんだね」
「そうなんだぞぉっ!
〈顔面最強女子高校生コンテスト〉なんて最近やってたじゃない?
そっちも簡単に負ける気もしないけど、
もし〈爆乳最強女子高校生コンテスト〉があれば、
グランプリを獲る自信があるものぉっ!」
「僕の中のコンテストでは、顔面も爆乳も君がグランプリさ」
「本当に大変なんだよぉ?・・・まぁ、今はその言葉で満足しとこうかなぁ」