表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
137/169

あと一週間で冬休み

「来週の今日には、もう終業式か・・・月日が経つのは早いね」




僕は生徒会室で佇む彼女に声をかけた。




「来週一杯授業はあるのだから、シャッキリとしなさい」




窓の外を眺めていた彼女は僕の存在に気がつくと、ゆっくりと振り向いて微笑んだ。




「来週なんて、もう消化試合みたいなもんじゃない?」




彼女の美しい笑みに、僕も釣られて微笑んだ。




「まぁ、テストが終わって気持ちが緩んでる空気はあるわね」




彼女は窓辺に腰掛け、腕を組んだ。




「みんな冬休みどう過ごすかの話しかしてないよ」




「そうなのよねぇ・・・私も色々誘われたけど、年末年始は毎年海外に居るのよねぇ」




「へぇ、ハワイとか?」




「欧州を転々と旅行するから、特にどこの国とかないわね」




「ブルジョア!」




「お土産は白い恋人でいい?」




「ねぇ、海外に行くんだよね?ヨーロッパに行くんだよね?」




「ほら、お土産って、荷物になるじゃない?」




「分かる、分かるよ?でも、もうちょっと何かあるじゃない?」




「安心して?


友だちにはちゃんと現地でしか買えないブランド物のチョコレートを買ってくるから」




「その枠に僕の分も入れてくれてもいいよね?」




「それだと面白くないじゃない?」




「僕はネタ枠かぁーいっ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ