落ちこむ時もあるさ
「うえぇーん、落ち込んでるよぉー!チチえもぉん!乳揉まさせてぇっ!」
僕は彼女に縋りついた。
「誰が〈チチえもん〉だってぇ?」
僕の失礼な物言いに、彼女はキレ気味だ。
「ちぃーちちっちオッパーイーぼいんぼいんー」
「だめだぁ、完全にイカれてるぅ」
彼女はドン引きしていた。
「D・V・D!D・V・D!」
「ふえぇ、アタマがバカになっちゃってるよぉ・・・
・・・よっぽどショックな事があったんだねぇ」
おーよちよちぃー、と彼女は僕の頭を優しく撫でてくる。
「ばぶー」
「あはっ、普通にキモいんですけどぉ」
そう言って彼女はケタケタと笑った。
「キモいとか普通に傷つくんですけどぉ・・・せめてキモ可愛いとか言ってよ」
「正気に戻ったね?はい、離れてねー」
彼女は僕の頭を掴み、引き剥がそうとする。
「やってしまったぁーっ!そんな事言わずに慰めてよー、落ち込んでるんだよー」
「しょうがないなぁ・・・ほらぁ、膝枕してあげるから、ちょっと離れてぇ?」
彼女は眉を下げ、困ったようにはにかんだ。
「んん?そのご立派なお胸様は使ってくれないの?」
「残念ぅ!好感度が足りませぇーんっ!」
彼女は腕をクロスさせバッテンを作った。
「おかしいな?好感度マックスだから、
オッパイチュッチュッしながらヨシヨシしてくれるはずなのに」
「その自信はどこから湧いてくるのかなぁ」