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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
128/169

番外~あるいは新章~

ラブコメ要素はありません。

これは少し不思議な、どこかで聞いたことのある話。




精霊がパートナーになり、人々に寄り添い暮らす社会での話。




僕の家は、お世辞にも裕福と言うことは出来なかった。




その事に不満を持つこともあったけれど、「そういうものか」と納得して、


取り立てて社会のせいだと苛立ちを外にぶつける事もなかった。




初めて自分に精霊のパートナーが出来た時の感動は、今でも覚えている。




当時は幼く、


周りのクラスメイトはみんな精霊のパートナーを持っていたのにも関わらず、


僕だけ持っていない状況だった。




大抵は親から縁なりお金なりで用意された精霊を侍らせ、


互いに見せあいっこするのが流行っていた。




当然持たざる者の僕は皆の輪の中に入ることが出来ず、


一人教室でポツンとしていた事を覚えている。




そんな中、ふと学校の帰りに、傷つき倒れている精霊を見かけた。




「野良の精霊は危ないから近づいてはいけません」


と学校で教えられていた僕だったが、


意識無く、ボロ雑巾のように道端で横たわる精霊に、


どこか親近感に似た感情を抱いてしまい、


見捨てることが出来ずに、そっと優しくハンカチに包んで家に持ち帰った。

迷走しています。

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