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ボージョレ・ヌーボー
「ボージョレ・ヌーボーの解禁だぁっ！」
「先生たち、はしゃいでいたね」
「そんなに美味しいものなのかなぁ」
「これだけ宣伝してるんだから、きっと美味しいに違いないよ」
「飲んでみたいなぁ」
「後数年は我慢しないとダメだね」
「実は誘われてるんだぁ」
「誰に？何を？」
「友達に、大学生のコンパで試飲会」
「それ絶対、身体狙われてるやつじゃん」
「やっぱりぃ？」
「悪いやつとは付き合わない方がいいよ？」
「えぇー、でも飲みたいよぉ、ボージョレ・ヌーボーォ」
「あーもう、分かったよ。
知り合いの店にノンアルコールのボージョレ・ヌーボーを用意しておくよう、
言っておくから、それで我慢して」
「ちゃんと今日に飲めるぅ？」
「今日でなきゃダメなの？」
「やっぱ花の女子高生としては、トレンドに乗っかりたいじゃない？」
「ワガママめ、用意させておくから、ちゃんとコンパは断っておくんだよ？」
「はぁい」
飲酒は二十歳になってから。
