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【チラシの裏】僕と彼女たちの小話  作者: 農民
高校生エッチなイチャ甘ラブコメ メイン
104/169

クリスマス~準備~

「脚、すごく痛いんだけど」




「昨日何してたの?」




「看板持って一日中立ちっぱなし」




「アルバイト?」




「そう、元々予定になかったんだけど、


友達に代わって欲しいってお願いされちゃってね」




「ふーん、お給料は貰えるの?」




「代打の侘び料を含めて貰ったよ」




「良かったじゃない、今度何かご馳走してもらおうかしら」




「残念、使い道はもう決めてあるんだ」




「どうせゲームに使うんでしょ?」




「いいや、貯めておくよ」




「あら意外、いつもなら電機屋さんに直行するのに」




「ちょっと欲しいものがあってね」




「あぁ、年末商戦はゲームが一杯発売されるものね」




「そうなんだよー、


ちなみにクリスマスも近いけど、サンタさんにお願いしたい物ってある?」




「そうねぇ・・・グリーンランドの雪、かしら」




「あのぉ、身近なサンタさんに実現可能なお願いにしてくれないですかねぇ」




「非力なサンタさんねぇ、そんな事で子ども達に夢を届けられるのかしら?」




「君の下にやって来るサンタさんは、君だけに夢を届けたいのさ」




「懐の狭いサンタさんねぇ」




「あれ?ここは胸キュンする所だよ?」




「ま、精々楽しみにしてるわ」




「寝る前に吊るすのは、靴下じゃなくて、黒ストッキングがいいらしいよ」




「私の所に来るサンタさんは随分と注文が多いわねぇ」




「あ、モチロン20デニール以下の透け透けのやつね!」




「クリスマスなら白の方が趣があるんじゃないかしら?」




「ヒュウーッ!


それはエキセントリックなナイスアイデアだ!


君も段々と分かってきたねぇ!」




「ストッキングは伸縮性があるから、たっぷりと入るわよ?」




「ストッキングには夢が詰まっているものだからね、


君への想いで溢れかえると思うよ」




「それはきっと、邪な想いでしょうね」

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