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第七話:世界ができるまで①

月曜に投稿できず申し訳ございませんでした。

初投稿の作品なので、至らない点があると思いますが、温かい目で観てくださるとありがたいです。

何故か絵文字要素あり。


修正履歴

7/22 誤字修正

優真の異世界像が崩壊したことで呆然としていると、サポートシステムが現れた。


『神のPCと世界のコアが設置されたことを確認しました。それでは、神のPCを起動してください。なお、世界のコアは放置で構いません。』


「え。世界のコアって放置でいいの?」


放置でいいと言われたことに対する驚きでつい聞いてしまった良介に、サポートシステムが返答する。


『はい、構いません。世界のコアを使用するのは基本的に世界の法則を変更するときのみです。』


どうやら、普段は飾りになっているらしい。その返答に良介が納得していると、横で静かに優真が神のPCを起動していた。


「に、兄さん?大丈夫...?」


「...(´・ω・`)(しょぼーん)


どうやら、優真は異世界像が崩壊したショックで放心状態になってしまったようだ。この状態になると居つもとに戻るか分からない(いつの間にか戻る)ので、良介は放心状態については放置することにした。ちなみに、良介が励ますと逆効果になる。そうしていると、よくあるようなアカウント作成画面が出てきて、サポートシステムも喋りだした。


『...起動を確認しました。只今より、優真様のアカウントを作成いたします。カメラに顔が映るようにしてください。』


そうサポートシステムが言ってから、無言で優真が顔をカメラに入れると、サポートシステムはまた喋っていく。


『そのまま顔を動かさないでください。生体情報確認中...確認完了。登録者と同一人物か確認中...一致。アカウント作成中...作成完了。メールアドレスはこちらに表示いたします。パスワードは優真様の記憶に送信致しました。』


そうサポートシステムが言ってから、PCの画面にメールアドレスが表示されるのと優真が「( ゜д゜)ハッ!」となるのは同時だった。


「えっと...メアド名はAragamicreator@godmail.com...なんか普通だな。」


そう言うと、サポートシステムが現れた。


『現在のメールアドレス名が不満な場合は、メールアドレス名の変更が可能です。』


(なんかサポートシステムからの圧がすごい気がする...まあ今のメアド名でいいか。)


圧に屈した優真がそう思うと、サポートシステムはスッと消えていった。

ちょうどそのタイミングで、神のPCが起動した。


「あ、兄さん、PC起動したよ。まるっきり普通のOSと同じような感じだね。」


「た、確かに...ゴミ箱と、Godwebってブラウザらしきものとか、ファイルとか...いくつかよく分からないやつがあるけどまるっきり地球のパソコンじゃん。」


その時、サポートシステムが現れて優真達の発言は無視して喋りだした。


『神のPCの起動完了を確認しました。それでは、『WorldEdit』を開いてください。』


と言われたので、サポートシステムの指示に素直に従って『WorldEdit』を開くと、真っ黒な画面に多少の星らしき光がある宇宙っぽい画面になった。


「PCソフトを起動したら宇宙っぽい画面になった件。間違えて写真でも開いたのかな?」


優真がそう言うと、すぐにサポートシステムが返答した。


『いいえ、間違えていません。『WorldEdit』は、優真様が創造された世界を神界から観察、更にその世界に新たな生命等を創造するためのソフトです。それでは、優真様、良介様が転生する星を造りましょう。画面下部にあるコマンド入力欄に、生命が存在可能な星を造ると書いてから実行してください。』


「...情報量多いな。まあとりあえず指示通りにするか。《生命が存在可能な星を造る》で実行っと。」


そうして優真がサポートシステムの指示通りにコマンドを実行すると石の塊が衝突して巨大な塊になり、地球が出来たように地表がとても高温そうな地球の半分くらいの大きさの星になった。ちなみに、太陽らしき星は既に出来ており、優真たちが転生する生命が存続可能な星だけが無かった。


「マジかー...てっきりサポートシステムが自動でやってくれると思っていたけど、自分でやるんだな。」


星を造るのが簡単になった驚きと、作業を自分ですることに呆気にとられていると、サポートシステムがまた喋った。


『おめでとうございます。これで生命が存在可能な星ができました。なお、神界で30分ほど待っていれば、この星は冷えて、実際に生命が存在可能になります。また、星のサイズを大きくしたかったり、鉱石等の資源を追加したい場合はコマンドを実行してください。《例:鉄を追加して、星のサイズを大きくして等》』


「...星を弄る前にとりあえず資源がどのくらいあるのかだよな。《現在の資源量を表示して》っと。」


そうすると、資源の量が上から多い順で載ったリストが現れた。


====================


資源量リスト

鉄:人の手が入っていないところでは普通に見つかる

銅:どこの山にも一つは鉱脈がある

銀:頑張って探せば見つけられる

金:怪我を顧みずに探せば意外とある

ミスリル:重症になってでもいいなら見つけられるかも

ヒヒイロカネ:命を賭けてようやく見つかる

アダマンタイト:普通見つけられない

オリハルコン:どんなに運が良くても、命を賭けてでも見つけられない

※あくまで惑星に存在する物を見つける場合であり、ダンジョンではまた違います。


====================


「...ダンジョンだとどうなるんだろうな。」


純粋に気になっただけの優真に対し、良介がすぐさまツッコむ。


「いや、そんな事言ってる場合じゃないでしょ!?オリハルコンとかほぼ見つけるの不可能じゃん!」


しかし、良介のツッコミに優真は冷静に返事をする。


「まあまあ。まだダンジョンの方を見てみないとわからないだろ。もしかしたら入手確率がダンジョンの方より良かったりするかもだし。」


「...感覚狂ってない?まあ確かに兄さんの言っていることは一理あるけど。」


(俺いつの間にか感覚狂っていたのだろうか...)


神の常識を学んだ優真の感覚が狂ってしまったのは当たり前だと思うが、そのことには気づかずに優真はサポートシステム2質問した。すると、当たり前だが直ぐに回答が返ってきた。


====================


ダンジョンでの資源入手確率(仮)

鉄:そもそもダンジョンで手に入れる必要がない。

銅:基本的に手に入らないが、攻略等での報酬でハズレ枠を引いたときに超低確率でドロップする。(1%)

銀:基本的に手に入らないが、攻略等での報酬でハズレ枠を引いたときに低確率でドロップする。(9%)

金:基本的に手に入らないが、攻略等での報酬でハズレ枠を引いたときにちょっと低確率でドロップする。(15%)

ミスリル:難しいダンジョンの攻略等での報酬として低確率でドロップする。ダンジョンの難易度によって確率が変動する。

ヒヒイロカネ:結構難しいダンジョンの攻略等での報酬で低確率でドロップする。ダンジョンの難易度によって確率が変動する。

アダマンタイト:めっちゃ難しいダンジョンの攻略等での報酬で低確率でドロップする。ダンジョンの難易度によって確率が変動する。

オリハルコン:伝説のダンジョンの攻略等での報酬で低確率でドロップする。ダンジョンの難易度によって確率が変動する。

※あくまで仮なので、変更可能。

※攻略時に新たに鉱石が創造されるため、枯渇することがない。

※鉄、銅、銀、金はどのダンジョンでもハズレ枠を引いた際に同じ確率でドロップする。

※ミスリル、ヒヒイロカネ、アダマンタイト、オリハルコンはどの難易度のダンジョンでもドロップするが、上の表で示している難易度より優しいダンジョンでは、ダンジョンの難易度が一つ下がるごとにドロップ率が2割低下する。

※低確率は10%


====================


「...地球にもあるやつに関してはダンジョンは向いてないけど、異世界にしか無いやつはダンジョンのほうが優しいのかな?」


「...完全にダンジョンのほうが優しいな。まあ、この難易度ならちょうどいいか。」


そうして、優真たちは色々と設定を進め、最終的に惑星の大きさが4倍(地球の2倍)になったりしながら、なんとか優真たちが転生する惑星の創造を終えたときには、すっかり惑星は水と緑があふれる星になっていたのだった。

ご覧いただきありがとうございました。感想お待ちしております。

もし誤字脱字等がありましたら、ぜひご報告ください。

改めて、月曜に最新話を投稿できず、誠に申し訳ございません。

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