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第一話:チュートリアルの準備

プロローグも本編っぽかったけど、ここから本編なので、間違えないようお願いします。(?)

初投稿の作品なので、至らない点があると思いますが、温かい目で観てくださるとありがたいです。

良介と話していると、画面(?)がまた自分たちの前に現れた。


「画面が現れたけど、なんか小さくなったね。」


確かに小さくなったなと思っていると、文字が表示された。


「これから転生先の世界を創る前に、それぞれの職業に慣れるためのチュートリアルを行います。」


「なお、これからしばらくはそれぞれに専用の画面が割り当てられ、相手の画面は見えなくなります。」


なるほど、画面(?)が小さくなってたのは画面が別れたからか。

というか、これ呼び方画面で合ってたんだな。


今更な知識を手に入れたなと思っている優真をスルーして、画面は表示を切り替えた。


「チュートリアルを開始すると、良介様はチュートリアルが完了するまで別空間に転移いたします。開始する前に質問が可能ですので、分からないことがあればお気軽にご質問ください。なお、チュートリアルを開始する際は、{チュートリアルを開始する}ボタンを押してください。」


表示を読み終わると、画面が{チュートリアルを開始する}というボタンと質問スペース、それとメモも追加された画面に表示が切り替わった。


切り替わったのを確認してすぐ、良介が


「とりあえず、画面に質問してみて状況を整理しようか。」


と言った。確かに、そうするのが良さそうだ。


「そうだな、チュートリアルを開始する前に調べて状況整理しておこう。」


ということで、おそらく約一時間ほど優真と良介は質問したことをメモに書いておいたり、状況を整理し足りに溶かした。その結果、以下のことが分かった。


1、本当は普通に異世界転生の予定だったが、不運が重なったため、新しく異世界を二人で創って管理することになった。


2、兄の優真は神、弟の良介は勇者として転生する事になっている。


3、転生しても兄弟であることには変わりなく、どこかの貴族の子供として転生する予定。(希望すれば兄弟じゃなくもできるらしいが、そんなことはしたくないので、希望することは無い。)


4、チュートリアルが終わるまでは良介は別空間に転移するため会えなくなる。チュートリアルが終わるとここに戻ってくるため、また会える。


5、世界を創る時の特徴等は、自分たち(設定をいじるのは優真しか出来ない)で決められる。ただ、項目が多すぎて大変とクレームを入れる神が殆どのため、全部一括でおまかせ設定できたり、一部の項目だけおまかせで設定するということもできる。


6、転生する際に、一つだけ願いを叶えてくれるらしい。


さすがに世界の設定を自由にいじるのに加えて、転生時に願いを一つ叶えてくれるのはやりすぎじゃないかと思って聞いてみたが、こうなってしまったお詫びです。と言われたので納得するしか無かった。


「自由度が高いのはありがたいけど、多分これは自由度が高すぎて逆に困るパターンな気がする...」


「確かに自由度は結構高いね...まあでもなんとかなるでしょ」


未来の自分に任せたな...と思いつつも、確かになんとかなる気がするので、自分も未来の自分任せにすることにした。


「それより、チュートリアル早く終わるといいね。」


「それは本当にそう。聞いてみたら一日じゃ終わらなくて良くて二週間って普通にチュートリアルじゃないだろって思う回答返ってきたし。」


「え?そうなの?こっちは良くて一週間だったよ?」


「...感覚麻痺ってるぞー...まあでも確かに一週間も二週間もそんな長くないか」


感覚麻痺ってると言っているが、それは優真も同じなようである。


「兄さんも一週間も二週間も変わらないって感覚麻痺ってるよ。」


良介に言われてようやく麻痺っていることに気付いた優真だった。


「ま、まぁそれはおいておいて、お互いのチュートリアル頑張って行こうか。」


「当たり前だよ兄さん。絶対二週間で帰ってきてね?」


弟に二週間で帰ってこいと言われたら、そうするに決まってるじゃないか。

あれ?もしかして僕ってブラコン...?まあいいや。


「分かった。全力を出して遅くて二週間で返ってくる。」


「そんなに早く終わるのかな...?」


良介にツッコまれてしまったが、全力を出せば一週間で帰れると直感で思っているので言っているのである。


「感が大丈夫って言ってるから安心しろ。」


「兄さんの感が言ってるなら大丈夫か。よく当たるし。」


と、話がまとまったところで、雑談は終わりにして最後の別れの言葉を言う。


「良介も一週間で帰ってこいよ。」


「もちろん、頑張って、兄さん。」


そう言って、二人は同時にボタンを押した。

二人がボタンを押したことを確認した画面が、表示を切り替えた。


「お二人ともボタンを押したことを確認しました。これよりチュートリアルを開始いたします。」


その表示が出るとともに、良介は別空間へ転移した。

そうして、それぞれのチュートリアルが始まった。

ご覧いただきありがとうございました。感想お待ちしております。

もし誤字脱字等がありましたら、ぜひご報告ください。

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