初投稿は動機からと相場が決まっている。
エッセイを書きたい。
理由は単純でかっこいいような気がするから。中学生の頃にわかぎえふさんの「大阪の神々」という本をフリマで買い、またたく間に読んでしまった。面白い雰囲気を作っているわけではないのに、文の運びだけでにやにやしてくる。書き手はすごい。
お笑いには雰囲気ってあるじゃない。サンシャイン池崎みたいな、雰囲気とかオーラとかでつい笑ってしまう。あれはあれで雰囲気づくりのプロだと思うのだけれど、そうじゃないんだ。平井“ファラオ”光とか、麒麟の川島とか、勢いこそ強くないけど、という笑いを魅力に感じる。厨二心は不治の病なんだきっと。
書かなきゃうまくならないし、まずはやろう。幾度となくそう思ったが腰は重い。調べるだけ調べて「小説家になろう」というサイトがあることを知った。そのまま閉じた。やっぱり書きたいなぁ。調べる。閉じる。調べる。閉じる。
そしてついに今日、アカウントを作るに至った。あぁなんて素晴らしい日だ。ケーキでも買って帰ろうか。でも暑いからな、まっすぐ帰って寝るのが一番だ。脳内のファラオもそう言っている気がする。いやまず勢いで一本書けよ。
更新頻度は特に定めないつもりだ。書きたいことが出てきたら1本でも2本でも1日に書くし、特になにもなければ1か月くらい放置するかもしれない。校正校閲もそこそこにしよう、こだわると投稿できなくなるのが目に見えている。
水を得た魚か、三日坊主か。ファラオのみぞ知る。