夢の覚書 第7夜
こんな夢をみた。
強風のようだ。窓の外からバタバタと雨風の音が聞こえる。その音聞きながら微睡んでいた。突如、ベチャともバチとも違う音が聞こえた。固体とも液体とも判断のつかない音。ガラスが割れていても面倒だと思い、体を起こす。カーテンを開けると激しく降る雨の中、手のひら程度の白い何かが窓ガラスにくっついていた。ぶつかって、ベチャっと広がっている。興味を惹かれた私は、窓を開け、風雨にさらされながらもそれを引きはがした。それは、パン生地のような手触りで、雨を受け濡れて湿り気を帯びている。手の中のそれは、強風を受けてホロホロと崩れ、空に流れて飛んで行った。
・・・ああ、見つかってしまったのだとかんじた。
そこで目が覚めた。