3人での買い物
土曜日、朝
椿「楓、もう8時よ!早く要くん家行くよ〜」
楓「もう少し寝る…」
と布団の中にうずくまった
椿「あんたね〜ほら、さっさと行くわよ!」
と姉ちゃんは布団を剥いできた
楓「わかったから、わかったから〜(涙)」
要「と、さっきまで寝てて朝ごはんを食べてないと?」
椿「ごめんね、うちのおとう、いや妹が〜」
と笑いながら姉ちゃんは言った
楓「なんかノリノリじゃない?姉ちゃん?」
要「僕と楓2人を好き勝手にコーデできるから張り切ってるんじゃない?」
楓「そう言うお前もすげぇ楽しそうじゃん」
とツッコこんだ
椿「あっ、そうそう!要くんはともかくあんたは口調とかも考えなさいよ!」
と振り向いてそう言ってきた
楓「それ友達にも言われた」
と俺たち3人は最寄り駅までそんな話をしながら歩いていた。
衣類品店JUにて
椿「これどう?」
楓「いやどちらかというとこっちだろ」
要「こっちもいいんじゃない?」と吟味し合うことはや1時間…
椿「ふ〜買った買った」
要「いやー結構買いましたね」
と紙袋を見つめる2人
楓「なーちょっと寄り道していいか?」
と提案する自分に対して
要「いいけどどこいくのさ?」
と要が質問してきた
楓「あそこ」と俺が指さしたのは靴屋だった
椿「確かにあんた、スニーカーしか持ってないもんね、ショートブーツでも買ったら?」
楓「それを今から考えるんだよ」
要「まぁまぁ」
楓「スニーカーは持ってるし、やっぱショートブーツかな、他にはなんかあったかな?」
と自分の記憶を振り返っていると
椿「あと少しで暑くなるんだしサンダルもいいんじゃない?」
要「厚底はどう?」
と立て続けに聞かれた俺は
楓「サンダルは最悪姉ちゃんの余ったやつ貰えばいいから厚底かな」
と答えた。
椿「あんたよく把握してるわね…」
要「ならショートブーツと厚底ブーツにする?」
楓「あぁ、そうするよ」
それから少ししてレジに向かった
お店を出て中央フロアにある時計を見るともう11時45分とお昼時に近づいていた
要「あと少しで12時ですね」
楓「そうだな、昼ごはんはここで食べる感じ?」
椿「そうだね、フードコートでチャチャッと済ませようか」
要「そうですね、そうしましょう」
楓「オッケー、僕は席とっておくから先に選んで来な〜」
要「僕?あれ一人称変えた?」
楓「うん、俺よりは僕の方が別に女の子が言ってもいいかなと」
椿「僕っ子ねいいじゃない!」
と姉ちゃんは目を輝かせながら言ってきた
楓「なんでそんなに目を輝かせてるのさ!」
要「まぁとりあえず僕と椿さんは選んでくるからね」
楓「おう」
数分後
椿「買ってきたよ〜」
要「楓も買って来な〜」
楓「わかった」
俺はそういうと席を立ち、フードコート内にあるお店を回った
楓「うどんに、丼、ラーメン、ハンバーガーか、ここはやっぱうどんかな」
楓「すいません、ざるうどんの冷一つお願いします
」
と指で1と刺しながら店員さんに言った
店員「承りました、少々お待ちください」
店員「お待たせしました〜」
と少し来てざるうどんが出された
楓「ありがとうございます〜」
とうどんを受け取り、テーブルに戻った。
要「うどんにしたんだね〜」
楓「そういう要はそばね、姉ちゃんは?」
椿「長崎ちゃんぽん」
楓「なるほどね」
それから雑談をしながら昼ごはんを食べ終えた
椿「よし、昼ごはんも食べ終えたところで、次はどこ行く?」
要「そうですね、今日はもう十分買い物しましたし、帰りますか」
楓「そうだね、もう十分買ったんだし流石にもう荷物持てないよ」
椿「そうね〜なら帰りましょうか!」
2人「はぁーい」
そういい僕たちはショッピングモールを後にした。
椿「いやーしかし買った買った!この子の服に靴」
要「本当ですね〜まさか僕のも買ってもらえるなんて」
椿「いいのよ、かわいい弟の友達だもの、今は妹だけどね」
とひそひそ声で言ってきた
楓「最後のは余計だ」
椿「まぁとりあえず今日買った服と靴でコーデして明日2人でどっか遊んできな〜」
要「いいですね!」
楓「えぇ〜」
椿「文句言わないの」
要「クスクス…!」
楓「おい笑うな!」
要「はは、ごめんごめん」
楓「その、ちゃんとした格好で行くからな…」
という言葉に対して
要「へ?」
と要は驚いた顔をした
椿「どうしたどうした?急に本気になっちゃって?」
とニヤける姉に対して
楓「もう、うるさい!」
と照れ隠しをする自分であった
そういう話をしながらお互いの家に入った
第4話『3人での買い物』をみていただきありがとうございます。少し忙しくて筆が止まってしまい本当に申し訳ありません。
皆さんはショッピングモールに買い物に行った時、ご飯は何食べますか?自分は大体マックにいきますね