文手芸部の水曜日
2日後
要「ふぃー、今年は6.9秒だ〜」と伸びをしながら言う要に対して
楓「はやない?」とじゃっかん引き気味になる俺
要「そういう楓のシャトルランの結果は?」
楓「100…」と恥ずかしそう言うと
要「多いな!」と驚いた要
楓「体力テスト終わったし次は球技大会か…」
要「確か3週間後だよね?」
楓「そうだね」
要「と言っても練習とかがあるわけではないからな〜」といつもみたいに頭の後ろで腕を組む要
楓「とりま部活行こうぜ?」
要「そーだね」
部室にて
要「こんにちわ〜」
楓「お邪魔しまーす」
樽崎「あ、いらっしゃい!」とそこには部長1人がいた
楓「あれ?照くんとか、他の2人は?」と俺は聞いた
樽崎「青山は掃除、2人はまだ来てないだけだね」と部長が答えた
要「まぁ準備とかしてたら来るんじゃない?」
楓「そーだな」とそんな話をしていたら
天音「お邪魔しまーす♪」
青山「やってる〜?」と照先輩と天音さんが来た
樽崎「お、来た来た」
数分後…
夏弥「すいません、遅れました…」と最後に赤坂くんが来た
樽崎「別にいいよ〜この部活基本自由だしね」と諭す部長
青山「さて部活始めまるか!」
樽崎「そーだね、うちの部は文化祭までが1番大切だからねー」と張り切る部長
夏弥「文化祭っていつなんですか?」
樽崎「6月の第一金曜と土曜だね」
天音「ってことは……あと2ヶ月弱しか無いじゃないですか!」と驚愕する天音さん
要「ちなみにうちは何をするんですか?」
青山「うちは、部員が作った手芸品の販売やイラスト集の配布だね」
楓「なるほど…これって分担してやる感じですか?」と質問した
青山「基本的にはそうだけど、やりたかったらどっちもやってもいいよ」
天音「いいんですか!?」と天音さんは目を輝かせた
樽崎「でも無理をしないようにね!」
天音「はーい!」
要「楓はもちろん小説とか書くんでしょ?」と要に聞かれた俺は
楓「そうだよ、そう言う要はぬいぐるみでも作んの?」と質問で返した。すると
要「それを今考えてるんだよ」とちょっとむすっとした言い方で返してきた
楓「あ、そう」
夏弥「ねぇねぇ天音さん、あの2人って言ういつもあんな感じなの?」
天音「そうだね、楓くんが男の時からあんな感じだね〜」
夏弥「幼なじみってすげ〜」と感心する赤坂くん
天音「私と君もいちおう幼なじみなんですけど?」
夏弥「そーだけどあの2人ほどじゃないでしょ?」
とそんな話をしながら作業しているうちに下校時間が近づいてきた。
要「げっ、もう5時45分じゃん!?」不意に時計を見た要がそんなことを言った
天音「そろそろ片付けしますか〜」
と裁縫組は片付けを始めた
夏弥「俺たちも消しカスとか捨てたりするか〜」
楓「だね」
15分後
樽崎「それじゃあみんな今日はお疲れ様〜」
4人「お疲れ様でした〜」
青山「お疲れ〜」
樽崎「じゃ私は鍵返してくるからみんなはもう帰ってていいよ〜」
青山「俺もついていくよ、それじゃあみんなバイバイ〜」
と2人は職員室がある1号館の方に行った
楓「さて帰りますか」
要「おう」
天音「それじゃあ2人ともまた明日ね」
楓「また明日」
要「バイバ〜イ」
とそれぞれの帰路についた
要「来週には球技大会か〜」
楓「時間過ぎるの早くない〜?」と少しため息混じりに言った
要「気のせいでしょ」と軽くあしらわれた
楓「まだ女の体での運動は慣れてないんだよな〜」
要「僕だってこの格好での運動は慣れないよ」
楓「ただやるからには本気だす!負けてやるつもりはないよ」
要「ほんと負けず嫌いだよ楓は」と皮肉混じりに言われた
楓「お前が言うなよ」と少し怒った
要「はは、ほっぺ膨れてるw」
楓「もうっ!」
要「ごめんて」
楓「いいもん、要に勝って言うこと聞かせるもん!」
要「そりゃ頑張ってくれ〜」
とそんな話をしながら俺たちはお互いの家に入って行った
翌日の放課後、鳴宮家にて…
楓「母さん〜買い物行ってきたよ〜」
椛「おかえり〜2階にカナくん来てるわよ」
楓「わかったよ」と言いながら階段を上がった
俺は自分部屋の扉を開けながら
楓「要〜おまた、せ!?」扉を開けた先には俺の姉に弄ばれる要の姿があった
椿「お、楓、おかえり!」
楓「おっ!じゃないよ、こんなとこで何やってん姉ちゃん?」
椿「いやー久々に要くん見たと思ったらなんか女装してたからこれはやるしかないと思って…」
要「いろんなことやられた…」
楓「まぁ要が困ってないならいいけど、やるなら前もって行ってくれ」(こっちの心が持たん)
椿「わかったわよ」
要「椿さんまた今度流行りのコーデとか教えてください!」
椿「お、いいねー今度の土曜、3人で買いに行こっか」
楓「えっ俺も?」
椿「当たり前じゃない、あんたははやく女子のファッションに慣れるべきよ」
楓「はい…」俺は言い返せずシュンとした
女になった俺が女になる幼馴染に恋をする第3話読んでいただきありがとうございます
まだ序盤のになかなか台詞などが出てこずとても手こずっております。
長々執筆していくのでか仲間にお待ちしていてください