Fatal_Dream
今回はサンズ視点です。また、この話は前日譚的なものです。まだまだ初心者で至らぬところもありますが、よろしくお願いします。
ある日、オイラは夢を見た。
サンズ「………なんだ?この場所は……」
そこは、白一色の空間だった。上下左右四方八方どこを見渡しても白しかない。そこは、無限に広がってるように思えた。
サンズ「……………」
オイラは進んでみることにした。足を動かすとスリッパなのに音がなる。
コツ………………コツ………………コツ………………
サンズ「(そうだ、今度パピルスに言ってやろう。『オイラが歩くとコツ、コツって音がなるんだぜ?骨だけに』ってな。反応が楽しみだ。)」
そんなことを思いながら進んでいくと、アルフィー、アンダイン、トリエル、アズゴア、パピルスが現れた。
パピルス「サンズーーグレートなパピルス様が会いに来たぞーー!」
そう話しかけながら、パピルスが駆け寄ってくる。小さく手を振りながら待っていると、
サンズ「(……………?)」
サンズの能力の一つ、『時間軸の歪みを感知する能力』が違和感と共に何かを捉えた。ソレが何なのかはわからなかったが、サンズは先に違和感の正体を探る。
サンズ「(………………ちょっと待て、ここは夢のはずだろ?それなのにどうして、」
じ か ん じ く が そ ん ざ い す る ん だ ?
それに気づいたと同時にオイラは声を出していた。
サンズ「駄目だ!!戻れ!!!」
パピルス「…………サンズ……?」
パピルスが悲しそうな顔を見せる。だが、オイラの悪い予感は、どうやら当たっていたようだ。
ピシッ!!
突如、空間がひび割れ、砕ける。まるで、誰かが強く踏みつけたガラスのようにズタボロに。そして………………オイラが抵抗出来るはずもなく、バランスを崩す。瞬間
先程とは真逆の黒い空間が姿をあらわす。いや、違う。
サンズ「(オイラが落ちてってるだけか。)」
そのままサンズは、砕けてるのに何故か落ちてこない白い破片と、いつの間にか喋らくなり何故か空中に浮かび続けるパピルス達を見ながら黒い空間を落ちていくのだった。