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幕間4話 トーバの街、聖女神教会にて

 大魔導士ヒロトが、修道院長を務める新たな修道院の開院は聖女神教団により、ナンノ王国の各地と都市国家群の人々に告知された。


 聖女神歴318年1月1日に、開院するアキバ修道院への俗世の関係を断ち切り、生涯を(性愛)と創造の女神リリスに、仕える事を希望する女達が、トーバの街、聖女神教会に訪れた。


 ある娘は、ド田舎の村の村娘であった。


 ある娘は、口減らしの為に、自ら修道聖女(シスター)になる事を望んだ地元の見習い海女であった。


 ある娘は、母親の再婚相手と折り合いが悪く、家出し牧場の娘であった。


 ある娘は、婚約を破棄された傷心の伯爵令嬢であった。


 人気アイドルグループのコンサートや、若い女性人気のお店の新規開店ではない。


 新しい修道院の開院は・・・


 と、言う訳でトーバの街に修道聖女、希望の娘達が殺到する事はない。


 数え歳で16歳~18歳迄の修道聖女としての生活を希望する娘達4名は、トーバ聖女神教会に、見習い聖女として預けられていた。


 灰色のブルカ(修道服)を纏った見習い聖女達4名は、トーバ聖女神教会で女神に、日々祈りを捧げ欲と打算にまみれた俗世を離れ心静かに過ごしている。


 朝夕に女神リリスへ祈りを捧げる以外は、聖女神教会に併設された孤児院の仕事を手伝いながら、アキバ修道院からの連絡を待っていた。


 正式に、修道聖女(シスター)と、認められ迎え入れるれる為に・・・


 魔道具通信機で、アキバ修道院からトーバ女神教会へ連絡が入る。


 見習い聖女の4名の受け入れ準備が、完了したと。


 彼女達は、アキバ修道院、修道聖女への道を歩み始める。


 ある娘は、修道聖女としての生活に希望を見出し、ある娘は修道聖女での厳しい生活に微かに不安を抱いていた。


 4名の修道聖女、希望者の娘は知らなかった。


 自分達が、決して後戻り出来ない運命を選んだ事に…


 人間の女から人造人間(ホムンクルス)の美少女に、改造され愛と創造の女神リリスと、女神リリスの御使い、でもある大魔導師()()()()()()()()()()()()に終生に渡り仕える事を・・・


 迎えに来た修道院代理遥ハルカの操縦す魔力駆動の小船に乗り彼女達は、多くの島々が浮かぶトーバ海を一路、アキバ島に向けて旅立ってのである。


 後戻りが出来ない運命へ、決して人間の女に戻る事の出来ない道へと…


 聖女神歴318年1月25日の事である。


 ※ ※ ※


 其の頃、アキバ島のカルデラ内の屋敷兼研究所では・・・


 大魔導師ヒロトは、人道人間1号の完成後、新たに3体の人造人間の開発に成功していた。


 培養槽を満たす人工羊水の中、漂う3人の美少女達は、人造人間1号に劣らぬ美少女揃いであった。


 そして、人造人間1号に、劣らぬ異様な姿をした美少女達であった。


 3体の美少女の頭部からは、黄緑、ロイヤルブルー、エメラルドグリーの髪の毛が、色違いの海藻の様に人工羊水の中を揺らめいている。


 ある少女の額から一角を生やし4本の腕を待ってい。


 ある少女のは脇腹に鰓があった。


 ある少女の側頭部に獣耳が生えいた。


 又、美しい曲線を描くヒップからは、毛に覆われ尻尾が生えている。


そして、4名の美少女達は、右に2腕、左に2腕、合計4腕の美しい腕を持っていた。


 培養槽の人工羊水の中を漂いながら4体の美少女(異形の)人造人間は、虚つな眼を見開き、意識体が移植される日が訪れるの待っている。


 美しいが異形な姿をした美少女達に、新たなる命の火が灯される日も近い・・・


 大魔導師ヒロト・フォン・ルドームは、動植物の能力を組み込んだ、美しい4体の人造人間の開発に成功した後、更なる理想を求め研究と開発を続けていた。


 より己が、理想とする美少女人造人間を創造する為に・・・


 又、修道院の修道聖女(ハーレム要員)を増やす為に・・・


 灰色の魔術師の飽くなき美の探求は続く。

誤字、脱字だらけの拙い小説ですが、応援宜しくお願いします。

又、誤字・脱字のご指摘とご感想もお待ちしています。

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