序章 異世界『日本』からの迷い人、羽嶋香里の話
新年早々に新連載です。
宜しくお願いします。
本編の主人公は、パラレルワールドの日本から異世界へ迷い込んだ女子大生です。
尚、主人公の名前は、某人気アイドルグループの2代目リーダーの名前から名付けています。
明日からは、毎日、19時に更新します。
#1
何故か、私は異世界へ迷い込み、見知らぬ人々に保護され修道院で暮らしている。
私の名前は、羽嶋 香里。
ローカルアイドルユニット『イブニング娘13。』の初代、リーダーも務めた事のある21歳の女子大生である。
大学入学の為、『イブニング娘13。』を卒業後は、素人の絵師として活躍をした。
素人ながら、私が描く多頭、双胴、多腕、多脚の美少女、美女のイラストにはファンが多かった。
イラストを投稿したサイトでは、フォロワーが、一万人は、越えていたと記憶している。
特殊な趣味を持つ以外は、平凡の女子大生の私が、何故か異世界に転移して、私がイラストで描いていた多腕、多脚の美少女に囲まれて暮らしている。
私が愛読していた『小説家になろうね』のライトノベルの様な出来事が、令杷4年の日本で暮らす私の身に降りかかるとは、未だに信じられない。
#2
異世界に迷い込んだ私を保護したのは、アキバ修道院長の大魔導師ヒロト・フォン・ルドームと、修道院長代理の修道聖女ハルカだっだ。
2人は21世紀の日本からの転移者なので、日本語が喋る事が出来た。
訳の分からず、異世界へ転移した私には、心強い限りだった。
尚、異世界の言葉、言語習得魔術のお陰で理解して、喋る事が出来る様に成った。
流石に、ご都合主義かまかり通る魔法の世界でも異世界の文字までは習得出来なかったが。
大魔導士ヒロトは、私を修道院に保護する為の条件を提示した。
その条件とは私が出家し、修道聖女になる事だった。
行く宛のない私は、条件を呑むしかなかった。
その時に、私の運命は定まっていたのかも知れない。
いや、時空の捻じれで生じた次元の裂け目をとおり、多腕、多脚の美少女が、暮らす異世界の魔境、アキバ島に迷い込んだ時には、既に定まっていたのかも知れない。
人間の女から、多腕、多脚の異形の美少女へ生まれ変わる避けられぬ運命へ・・・
#3
アキバ修道院で、修道聖女見習いしての暮らしが始まった。
最初に困ったのは、着の身着のままに異世界に迷い込んだ私には、下着も含めて衣服の着替えが無かった事だ。
多腕、多脚の身体の修道聖女の為に、特別にデザインされた修道服は、私には、着る事が出来なかった。
尚、 修道聖女達の多くは、修道服を着る事なく、聖衣と呼ばれるビキニアーマーを身に纏い日々を暮らしていたが・・・・・
着替えの無い私に、修道聖女ハルカは、ビキニアーマーを着る事を勧めてくれたが…
修道聖女達が、身に纏っていビキニアーマーは、極端に露出が多く大胆なデザインで私に恥ずかしく身に纏う事が出来る代物ではなかった。
幸いにも、修道聖女ハルカは、屋敷のメイド頭も兼ねている為に、メイド服を複数持っていたので助かった。
尚、彼女より私の方が、背が高いので超ミニ姿になったが。
露出の多い過剰なデザインのビキニアーマーを身に纏うよりは、ましである。
当のハルカは、ビキニアーマーにメイドのエプロン姿で過ごしている
ビキニアーマーにエプロンが、修道聖女ハルカのお気に入りのファッションらしい。・・・
多腕、多脚の美少女達に、囲まれて暮らすのは、〇人の白昼夢か、〇薬中毒者の妄想か、悪夢の中の出来事の様だ。
しかし、彼女達は多腕、多脚の異形の姿をしているが、厳しい戒律を守り、愛と創成の女神リリスとの信仰に生きる修道聖女であった。
朝夕に女神に祈りを捧げ、5名一組で毎夜の様に、聖な儀式を行っている修道聖女達である。
#4
私が、アキバ島へ迷い込み、アキバ修道院に保護されて10日。
私が、正式に修道聖女になる日が、やって来た。
修道院の儀式の間には、4腕、6腕、8椀、4脚の異形の姿を修道聖女が、ビキニアーマーを纏い勢ぞろいして新しく仲間に加わる私を祝福している。
儀式の間には、私以外にもう一人の主役が居る。
紺色の髪、紺色の瞳をした、美少女である。
一糸纏わぬ全裸の彼女には、8本の美しい腕がある。
人の下半身を前後に重ねた半人半馬型の下半身には、4本の美脚がある。
彼女の8腕、4脚の姿は、私が追い求めイラストで描いていた、理想の姿であった。
そして、彼女の容姿は私と瓜二つ・・・
紺色の髪の毛と瞳を除けば、私自身の顔であった。
8腕、4脚の美少女の一糸纏わぬら裸体を見て私は、悟った。
8腕、4脚の異形の姿をした、美少女こそ私本来の姿だと・・・
私は、聖女として彼女へ生まれ変わるのだと。
大魔導師ヒロト・フォン・ルドームにより、古き肉体を脱ぎ捨て新しい肉体へ意識体をいしょくされた。
その日、私は異世界『日本』の女子大生、羽嶋香里から、愛と創造の女神リリス様と、女神の御使いでもある大魔導師ヒロト・フォン・ルドーム様に仕える修道聖女へ生まれ変わったのだ。
#5
その後、古き肉体を脱ぎ捨て、8腕、4脚の美少女人造人間に生まれ変わった私は、5名一組で行われる聖なる夜伽の儀式に参加をした。
始めて参加する聖なる夜伽の儀式は、21年間、日本で生きて来た私が経験した事のない、素晴らしい一夜だった。
今迄に幾人かの男性とお付き合いをしてその中の数人とは、最期の一線を越えたが、一夜に二度も処女を失ったのは初めての経験だった。
半人半馬型の下半身には、前身に一つ後身に一つ合計二つの女性器があるのだ。
他の多腕、多脚の姿の異形姿を4名の修道聖女達と共に夜が明ける迄、大魔導師ヒロト様に可愛がって頂いて私は、今迄に無い女の喜びを知り隋期の涙を流した。
その夜、私は身も心も魂さえ捧げ、永遠に大魔導師ヒロトに忠誠を誓う眷属へと完全に生まれ変わったのだ。
#6
私が、女子大生、羽嶋香里から修道聖女カオリに生まれ変わってから約1年経過している。
その後の事は、特に記する事はない。
8腕4脚の素晴らしい身体に意識体を移植された古い肉体は、文字通り魂の抜け殻とかした。
古い肉体は魔動焼却炉で焼却処分された。
私には、大魔導師ヒロト・フォン・ルドーム様より、賜った素晴らし身体がある。
古い身体は必要ない。
古い肉体を焼却した遺灰からは、ブルーダイヤが合成された。
私の左腕4本の薬指の指輪のダイヤは、遺灰から合成したブルーダイヤが使用されている。
アキバ修道院で暮らす日々は充実している
大魔導士ヒロト様と修道聖女5組で行う聖なる夜伽の儀式では、夜明けまで可愛がって新しい肉体の隅々まで女の喜びをよる。
時には異形の姿をした修道聖女と戯れ愛し合い背徳の喜びを知る日々を過ごしている。
日本で過ごしていた時には決して知り得ぬ禁断で甘美な喜びに満ちた日々だ。
聖女神歴338年4月7日現在、私を含めてアキバ修道院には46名の修道聖女が所属している。
本日、新しく3名の娘達が、俗世を離れ修道聖女になる為に、我が修道院にやって来る。
我が主、大魔導士ヒロト様は、私以上にすばらしい人造人間の身体を用意してくださるだろう。
彼女達も古き肉体を脱ぎ捨て、新しき肉体へ生まれ変わり修道聖女として、大魔導士ヒロト様の眷属として充実した日を過ごす事になるのだろう。
人間の女では知り得ぬ背徳と禁断の甘美な喜びに、満たされた日々を・・・
時折、異世界『日本』残してきた家族や友人の事が頭を掠めることがある。
父よ母よ妹達よ、心配しないで欲しい。
私は、修道聖女カオリして、身も心も魂さえ大魔導士ヒロト様に捧げた眷属として幸せに暮らしている。
以上が、令杷4年の一介の女子大生からアキバ島、アキバ修道院の修道聖女カオリに、生まれ変わった私の記録である。
尚、この記録は日本語で記されている為、私以外は日本からの転移者である当修道院長ヒロト・フォン・ルドームと修道院長代理の修道聖女ハルカしか読む事が出来ない。
アキバ島へ転移後、この世界の文字を習っているが、未だに満足に読み書きが出来ない。
其の為、アキバ修道院の正式な記録だが、異世界『日本』の文字で当記録を記している。
聖女神歴318年4月7日
羽嶋香里改めアキバ修道院、修道聖女カオリ
#7
人造人間45号データ公開
1.羽嶋香里 (元日本の女子大生)
2.年齢:21歳。
3.身長:168cm
4.体重:本人の希望により非公開。
5.スリーサイズ:バスト89cm ウエスト62cm ヒップ91cm
人造人間45号に、意識体移植後は。
1.修道聖女カオリ (8腕4脚半人半馬型人造人間)
2.年齢:不老長寿の為、18歳のまま、数100年は加齢する事なく生存可能。
3.身長:172cm
4.体重:本人の希望により非公開。
5.スリーサイズ:バスト93cm ウエスト63cm ヒップ本人の希望により未公開。
6.頭髪と瞳の色は、濃紺。
7.人造人間45号には、特に動植物の遺伝子は組み込んでいないが、俺が初めて多腕、多脚型人道人間7号を創造後、に到達した完成型ともいえる多腕、多脚型の人造人間である。
俺がデザインした、濃紺のビキニアーマーを纏う8腕、4脚半人半馬型人造人間の修道聖女カオリは、美しい。
俺が創り出した、多腕、多脚型人造人間の最高傑作と言っても過言ではない。
尚、人造人間45号の創造には、羽嶋香里の遺伝子を使用している為、修道聖女カオリの容姿は、羽嶋香里の容姿は濃紺の髪の毛と瞳を除いては、素材となった彼女の容姿に瓜二つである。
以上が、8腕、4脚半人半馬型人造人間45号のデータである。
聖女神歴338年4月10日
大魔導師ヒロト・フォン・ルドーム。
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