表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の使い方  作者: 総督琉
第1章 序章の幕開け
7/40

第7話 愛する魔法

誰だお前は?その曖昧な記憶を辿る物語が始まる。

いきなり話しかけられ驚いた。それに魔法を見られてしまった。


「仲間に入れて欲しいのか」


木原さんが焦りを隠すように、口を開く。それに呼応するように僕も口を開く。


「そうだそうだ」


雑魚キャラみたいなことをいってしまった。それに意味が分からん。恥ずかしさを噛み締めながらも、声の主をみる。


「よろしゅうございやす」


おしとやかな喋り声。赤の美しい髪色。それに美しい顔。不覚にも惚れてしまった。


「お久しぶりやな。神崎はん」


お久しぶり?見に覚えがない。


「うちは、(かえで) 桔梗(ききょう)と申します。よろしやす」


楓……桔梗………?


「知り合いか?」


木原さんが聞いてくる。


「いや…知らない」


僕は正直に答える。


桔梗は少し悲しい顔をし、顔をそむける。


だがすぐに思い直したのか目線をあわせ、再び問うてくる。


「覚えてないのなら、思い出させてやろう」


僕は咄嗟に身構え、魔法を発動させる。


書く魔法(ライティングマジック) 魔法No.3 葉操盾(バリアリーフ)


空中に葉操盾と指を走らせる。すると葉が動き僕らの周囲を囲む。


「安心しろ。僕が守る」


こいつは魔法使いか?そんな疑問は次の一手で分かるだろう。


桔梗は少し微笑み、腕を僕に向けてくる。


愛する魔法(ラビリンスマジック) 魔法No.41 愛する者の記憶(ラブラーメモリー)


多少、息を飲む。


「な…なにも………おきな……い?」


すると桔梗は笑う。


「私たちの愛は、迷宮のように深かったはろ」


直後頭を謎の感覚が襲う。痛くはない?戸惑いつつも冷静に状況を判断する。


脳に記憶が…流れてる?


「思い出したやろ。神崎はん」



………これが桔梗との記憶。





今回の魔法


・魔法No.3

葉操盾(バリアリーフ)

………周りの葉を自在に操る魔法。その葉は衝撃を受けると固くなる。


・魔法No.41

愛する者の記憶(ラブラーメモリー)

………愛する者の記憶を蘇らせられる魔法。愛していなければ効果はない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ