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魔法の使い方  作者: 総督琉
第2章 魔法使いが学校生活
19/40

第19話 月島さんは笑った。

次の日、月島さんは学校を休んでいた。


授業は学校が始まって初だったから、新鮮な感じがした。


そして学校は終わった。


夜8時、


「電話だ」


月島さんに公園に来てと言われ、公園に向かう。


公園のベンチに月島さんは座っていた。


それから、僕が今まで体験した話をした。もちろん魔法の事は伏せて。


そして一時間程時が経つ。


「ねー、神崎くん」


月島さんは唐突に切り出す。


「お母さんの病気。治ったみたい」


僕は少し動揺した。


「よ…よかったじゃん」


なんとか言葉を返す。言葉を返すだけでも精一杯だった。


「私見ちゃったんだ~。神崎くんがお母さんの病気、治してくれるとこ」


ドキッ!


「僕は治してないよ。はっはは……」


しばらくの沈黙。


月島さんは話を続ける。


「見てたよ。でもその後私を眠らせたでしょ」


月島さんは怒り気味に言う。


「ゴメンゴメン。バレたらヤバいと思って……」


「やっぱり治してくれたんだね」


ヤベッ


「神崎くん、優しいもんね」


僕は優しくない…


「もっと一緒に居たかったな~」


同じ気持ちだ…


「一緒に探検したりしたいし、もっと神崎くんの事……知りたかったのに」


しばらくの沈黙


「ねー、神崎くん。君の夢はなに?」


「しょ…小説家」


なんとか適当に応える。


「だったらいつか会えるね。お互い有名人になれるじゃん。」


月島さんの声は少し濁っていた。


涙が垂れるのをこらえるかのように…


「実は都合上により、遠くにいくことになりました」


月島さんの声はかすれていくばかりだ。


ここで別れるのか。いいのか俺。もっと話したいことがあるだろ。言えよ、俺。


「お…俺が…もし小説家になったら…」


言えよ。そうだ、言え。


「私と付き合ってください」


月島さんは僕の言葉を遮る。


すると月島さんは笑った。






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