第13話 謎の女教師
魔法教団だろうと、魔法使いだろうと、仲間を傷つける奴は許さない。
俺が世界最強の魔法使いになってやるよ
さあ始めよう、新しい世界の幕開けだ。
この女も魔法使いか?
警戒しつつもお礼をする。
「君たち、大丈夫か」
優しい方だ。
「私は返原 閃花。よろしくな」
手を出してくれたので、"握手かな"と思いつつ手を合わせる。
なにやら先生がにやついている。
なんだ?
「はい、タッチ」
えっ!?
「えーーーーーーーーーーーー」
驚きのあまり叫んでしまった。
木原さんたちは逃げようとしたが、すぐに捕まる。
「これこそ、"魔法使いの捕まえ方"ってやつだよ」
つまり……ってことは……まさか!
「じゃあさっきの忍者も、動きを止める男もすべて学校の人なんですか」
「こっちへきて、みんな」
先生に促され、忍者三人組と動きを止める男が来る。
「まじかよ」
木原さんは困惑している。
「ようこそE組へ。」
複雑な気分だ。
「おもろいなー」
桔梗は満身創痍な笑みを浮かべる。
こいつは…どうなんだ?
桔梗は疑っていることに気づいたのか、
「うちはただの転校生やで。あかんよ、無実の人を疑ったら。」
と言ってくる。
何で桔梗はこんな落ち着いてるんだ。
「それよりも速くE組に行こ」
先生が急かすように促す。
「行くしかない」
そう思った俺はE組に向かう。
ここから始まるのか。普通の楽しい高校生活が!
興奮を隠しきれない俺は、届かないはずの太陽に向かって手を伸ばしていた。




