第10話 デスゲーム
桔梗と木原さんを拘束された。ピンチだ(焦り)
忍者らに桔梗と木原さんを拘束された俺は、怒りに怒っていた。
「お前 どういうつもりだ」
「分からないのか。君たち魔法使いをさらいに来たんだよ」
さらう?この忍者野郎の言ってること。………まさか
「お前らの雇い主がいるのか」
奴は少し微笑んだ。当たりなのだろう。
「こいつら返してほしいだろ。」
俺は奴を睨みながらうなずく。
下っ端忍者らは、ボスであろう忍者の後ろに移動する。
「ならゲームをしようよ。死のゲームを」
死の……ゲーム?
「ルールは簡単。コインの裏表を当てるだけ」
簡単だな。
「でも正解出来なければ、こいつらは我々の雇い主に売り渡す。」
そんな、どうすれば。ふと冷静に考える。俺らは魔法使いで、やつらは忍者だ。
俺は笑う
「何がおかしい?頭おかしくなったのか」
「忠告しておくぞ」
ボス忍者は少し震える。
「魔法使い、舐めんなよ。」
その時、魔法が2つ発動された。
「詠む魔法 魔法No.23 風玉」
「愛する魔法 魔法No.44 愛する者の怒り」
木原さんを拘束していた忍者は吹っ飛び、桔梗を拘束していた忍者は威圧だけで気絶していた。
「「「これが"魔法使い"だ」」」
今回の魔法
・魔法No.23
風玉
………風の玉を出現させる魔法。
・魔法No.44
愛する者の怒り(ラブラーアングリー)
………愛する者が怒っているときに、怒りの分だけ自分も強くなる魔法。




